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2024年12月12日【新型車】

アウディ、A3シリーズを装備充実で大幅にアップデート

坂上 賢治

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個性の異なる3タイプ合計550台の限定モデル1st editionも同時発売

 

アウディ ジャパンは12月12日、アウディのプレミアムコンパクト ハッチバック/セダンのAudi A3 Sportback/Sedanシリーズを大幅にアップデートした。これを記念して3タイプの限定モデル1st editionを設定。同日より全国のアウディ正規ディーラー(123店舗、現時点)を通じて発売する。

 

 

Audi A3シリーズは、高品質なインテリアや走行性能、手頃なボディサイズなどでプレミアムコンパクトのパイオニアとして30年近く続くハッチバック/セダンモデル。今回のベースとなった第4世代A3シリーズ(2021年に日本国内発表)は、デジタル化された操作系やディスプレイなどで進化を果たしたモデルとなる。

 

今回のアップデートでは、そのA3シリーズに、高性能・高効率を実現するパワートレインを採用、加えてデザインディテールをアップデートした。

 

 

そのA3 Sportback/Sedanのエクステリアは、新しいデザインのフレームレス六角形シングルフレームを持つフラットでワイドな形状になった。このシングルフレームグリルは、LEDヘッドライト、左右の大型サイドインテークを繋ぐ印象的なフロントスポイラー、同様の特徴をもつリヤディフューザーと共に、Audi A3のワイド&ローな印象を際立たせ、スポーティなキャラクターを強調している。またRSモデルからインスパイアされたデザインエレメントは、S lineエクステリアと組み合わせると更にスポーティ感が高まる設定となっている。

 

 

またAudi A3シリーズモデルでは初めて、MMI(マルチメディアインターフェース)ナビゲーションシステムのタッチパネルから最大で4つのデザインパターンを選択することができるデジタルデイタイムランニングライトを標準装備した。

 

シグネチャーは、Audi A3シリーズのスポーティなキャラクターと俊敏な走りを表現したもので、カミングホーム/リービングホームのライティングにも反映される。デジタルデイタイムランニングライトは、LEDおよびマトリクスLEDヘッドライトのハウジング上端に3列に配置された24個のピクセルエレメントを使用して作成される。シグネチャーパターンは、LEDヘッドライトで3種類、マトリクスLED ヘッドライトでは4種類となる。

 

 

直噴ターボエンジンとマイルドハイブリッドにより高効率化を実現

 

Audi A3 Sportback/Sedan 30 TFSIのパワートレインは、新たに最高出力85kW(116PS)、最大トルク220Nmの4気筒1.5 TFSI エンジンを搭載した。これにベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と、48V リチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステムを組み合わせることで低燃費を実現すると共に、加速時にはモーターによるアシストを行い走行性能を高めた。なおトランスミッションは7 速Sトロニックを採用した。

 

 

インテリアは、ドライバーの視点を重視した様々な技術が搭載されている。例えばバーチャルコックピットは、メーターパネルに加えて10.25インチの高解像度液晶ディスプレイを設置し必要な情報がより見やすくなった。

 

インフォテインメントは、10.1インチのタッチスクリーンを備えたMMIナビゲーションシステムを搭載。その他、Sトロニックのセレクター、センターコンソール、エアベント、室内のドアハンドル、ファブリックの装飾インレイ、インテリアライト等でアップデートが施された。なおアンビエントライティング、フロントセンターアームレストも標準搭載した。

 

 

なおAudi A3シリーズには、最新の安全技術を組み合わせて、より高い安全性を確保している。より具体的には、車載カメラ、フロントのレーダーセンサー、そしてレーザースキャナーの情報を基に、システムが前方の歩行者や先行車に衝突する恐れがあると判断すると警告を行い、必要に応じて衝突被害軽減ブレーキを作動させるアウディプレセンスフロント。車両後方およびサイドをリヤレーダーにより監視し、安全性と快適性をさらに高める、サイドアシスト、エグジットワーニング、リヤクロストラフィックアシストを標準搭載した。

 

 

更に1st editionは、それぞれのモデルの個性を活かし台数限定で販売される。これら3タイプ共通の装備として、ナビゲーションパッケージを標準として利便性を高めると共に、マルチカラーアンビエントライティングにイルミネーテッドドアパネルを追加したアンビエントライティングプロを介して、インテリアを自分好みの色に彩ることもできる。

 

 

A3 Sportback advanced 1st editionのインテリアには、ラグジュアリーパッケージで提供するパーシャルレザーに専用カラーのブラウンを組み合わせた。またA3 Sportback S line 1st editionおよびA3 Sedan S line 1st editionは、インテリアにレッドステッチをプラスしたパーシャルレザーを含むS line plusパッケージ。ブラックAudi rings & ブラックスタイリングパッケージを加え、Audi Sport製ブラックの18インチアルミホイールにより精悍さを強調した。ちなみにA3 Sport back advanced 1st editionは限定280台、A3 Sportback S line 1st edition は限定70台、そしてA3 Sedan S line 1st editionは限定200台となっている。

 

 

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モデル:A3 Sportback 30 TFSI advanced
エンジン:1.5ℓ直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 116PS/220Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:FWD
ステアリング:右
車両本体価格(税込):3,990,000円

 

モデル:A3 Sportback 30 TFSI S line
エンジン:1.5ℓ直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 116PS/220Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:FWD
ステアリング:右
車両本体価格(税込):4,270,000円

 

モデル:A3 Sedan 30 TFSI advanced
エンジン:1.5ℓ直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 116PS/220Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:FWD
ステアリング:右
車両本体価格(税込):4,180,000円

 

モデル:A3 Sedan 30 TFSI S line
エンジン:1.5ℓ直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 116PS/220Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:FWD
ステアリング:右
車両本体価格(税込):4,460,000円

 

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1st edition
モデル:A3 Sportback Advanced 1st edition
エンジン:1.5ℓ直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 116PS/220Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:FWD
ステアリング:右
車両本体価格(税込):4,990,000円

 

モデル:A3 Sportback S line 1st edition
エンジン:1.5ℓ直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 116PS/220Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:FWD
ステアリング:右
車両本体価格(税込):5,450,000円

 

モデル:A3 Sedan S line 1st edition
エンジン:1.5ℓ直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 116PS/220Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:FWD
ステアリング:右
車両本体価格(税込):5,690,000円

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。