アウディは、9月18日、同社ブランド初のEV量産車となるSUVタイプのe-tron(イートロン)を、米・カリフォルニア州サンフランシスコで世界初公開した。
e-tronは、スポーツ性と日常ユースにおける実用性の両方を兼ね備えたフルサイズSUVタイプのEVだ。
ボディサイズは全長4901mm、全幅1935mm、全高1616mmで、ホイールベースは2928mm。乗車定員は5名で、ラゲージ容量は660Lを確保。広々とした室内と余裕ある積載性を実現している。
システム出力(ブーストモード時)最大300kW 、トルク664Nmを発揮するパワートレインには2基の電動モーターを搭載。同社独自の電動4輪駆動方式である「クワトロ」システムによって制御される。
2つのアクスル間で駆動トルクの配分を理想的かつ連続的に可変制御するこのシステムは、ほとんどのケースでは、最高の効率を達成するために、主にリヤに搭載された電気モーターを使用。
ドライバーが、供給可能なパワーよりも多くの駆動力を要求した場合において、必要に応じてフロントアクスルにトルクを伝えるすステムとなっている。
これにより、滑りやすい路面や高速コーナリング中にスリップが発生する前、あるいは車両がアンダーステアまたはオーバーステアの状態になる前に、制御を開始。雪上などの摩擦係数が低い路面で、特に優れた動的性能を発揮する。
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