Audi Q6 e-tron系で最長の航続距離を実現する後輪駆動モデルが登場
アウディ ジャパンは6月5日、独本国のアウディAGが(ドイツ・インゴルシュタット発)、今年8月の正式な市場導入に先立ち新型Audi Q6 e-tronに、より大容量な駆動バリエーションの追加したことを(現地5月29日)明らかにした。
新開発・搭載されたリチウムイオンバッテリーの総容量は100kWh(正味容量 94.9kWh)、後輪駆動のAudi Q6 e-tron performanceは、最大641km(WLTP国際基準)の一充電航続距離を実現するという。
この一充電航続距離は、Audi Q6 e-tronシリーズの中でもトップに位置付けられる。また、スケーラブル(拡張、柔軟に変更可能)なプレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)は、今回初めて後輪駆動モデルと組み合わせることにより、その優れた柔軟性を実証しているとした。
アウディでは、「Audi Q6 e-tronは、アウディの新世代電気自動車の始まりを告げるモデルです。アウディは、今年3月に行われたワールドプレミアで、この新しいモデルの2つのバリエーションを発表しました。
最初のモデルは、システム出力285kWによるアウディにふさわしいパフォーマンスを提供するAudi Q6 e-tron quattroで、もう1つは、380kWのシステム出力を備える、スポーティなAudi SQ6 e-tronです。
そして今回、更にもう1つのバリエーションがご発注頂けるようになりました。そのAudi Q6 e-tron performanceは、非常に効率的な後輪駆動システムを特徴としています。コンパクトでパワフルな永久磁石同期モーター(PSM)は、240kWのシステム出力を発生し、0~100km/hを6.6秒で加速します。
これらの性能により、Audi Q6 e-tron performanceは、長い一充電航続距離、ダイナミックなパフォーマンス、優れた日常の使い勝手だけでなく、短時間で充電したいお客様にとって魅力的な選択肢となります。
最大641km(WLTP)の一充電航続距離を誇るAudi Q6 e-tron performanceは、同セグメントで、もっとも長い航続距離を誇るモデルの1つです。また最適な急速充電ステーションを利用すると、10分で最大260kmを走行可能なエネルギーを充電することが可能で、長距離の移動でも優れた快適性を実現します。
これらを含むAudi Q6 e-tron quattroおよびAudi SQ6 e-tronの各モデルのお客様への納車は8月から開始予定。Audi Q6 SUV e-tron performanceの納車は、今年の第3四半期に予定されています」と結んでいる。