アウディジャパンは11月28日、アウディラインアップにおける究極のハイパフォーマンスシリーズ RSモデルに、高性能ステーションワゴン「アウディ RS6アバント」および、プレミアムスポーツ4ドアクーペの「アウディ RS7スポーツバック」の新型2車種を設定し、2021年1月以降、全国のアウディ正規ディーラー(124店舗、現時点)を通じて販売開始予定だと明らかにした。価格帯は、メーカー希望小売価格で RS6アバントが1,764万円、RS7スポーツバックが1,799万円(いずれも税込)。
RSモデルは、アウディのハイパフォーマンスモデルを手掛ける、独アウディスポーツによって開発された、高性能モデル。
アウディのRS6アバントおよびRS7スポーツバックは、グロスブラックの3Dハニカム構造のシングルフレームグリルを採用。またquattro四輪駆動であることを想起させるフェンダーは、大きく張り出している。これらをはじめ、フロントドア、ルーフ、テールゲートなどを除いて、ボディ外板の多くがRSモデル専用のデザインとなっている。
インテリアは、RS6アバント、RS7スポーツバック共にバルコナレザーのSスポーツシートを採用。大型のアルミニウム製シフトパドルとマルチファンクションボタンが設置されたヒーター機能付3スポークステアリングホイールなどにより、スポーティさとプレミアム性を高めている。
両モデルに共通のパワーユニットは、最高出力441kW(600ps)、最大トルク800Nmを2050rpmから4500rpmまでの広い回転域で発生する4ℓ V8ツインターボエンジンに、トランスミッションは8速ティプトロニックを組み合わせ、48Vマイルドハイブリッドやシリンダーオンデマンド(cod) を採用することで効率化を図った。
駆動方式はquattroフルタイム四輪駆動で、セルフロッキングディファレンシャルを搭載。リアスポーツディファレンシャルを標準装備している。
サスペンションは、よりスポーティなチューニングを施したRSアダプティブエアサスペンションを標準採用。また、コイルスプリングとダンピングコントロールサスペンションにダイナミックライドコントロール(DRC)を組み合わせたRSスポーツサスペンションプラスがオプションで選択可能だ。
独自の油圧システムを組み込んだDRCがコーナリング時のロールや急加速、急減速時のピッチングを抑制することで、乗り心地を損なうことなくダイナミックなハンドリングを実現している。
さらに、状況に応じて後輪を最大5度、前輪と逆位相に操舵することで、低速走行時には取り回し性能を、高速走行時には同位相によってステアリングレスポンスを高める4輪操舵システム、オールホイールステアリング、RSモードを持つドライブセレクトを標準装備としている。
最新のデジタル技術やセーフティ技術ももちろん搭載。10.1インチと8.6インチの2つのタッチディスプレイを採用したMMIタッチレスポンスからなるインフォテイメントシステムを採用。バング&オルフセン3Dサウンドシステムを標準装備。またアダプティブドライブアシストやアウディプレセンスシティ、アウディサイドアシストなど、数々の先進運転支援システムを備えている。