アウディジャパンは1月7日、プレミアムミッドサイズ4ドアクーペのA5/S5 Sportbackおよび2ドアクーペのA5/S5 Coupéを大幅に刷新して、1月13日∗より全国のアウディ正規ディーラー(124店舗、現時点)を通じて発売することを発表した。 ∗但し、TDIモデルは2月以降予定。
2017年に2世代目へとフルモデルチェンジしたAudi A5/S5シリーズは、「美しさとスポーティな走りと実用性の融合」という初代以来の持ち味に、最新のデジタル技術を投入すると同時に、デザイン、品質、走行性能などを大幅に向上し、世界的に高い人気を博している。
今回のモデルチェンジでは、エクステリアデザインを大幅にアップデート。全グレードでハニカムメッシュグリルや往年のAudi Sport quattroを彷彿とさせるボンネットスリット、ボディ一体型サイドスカートを装備し、より一層スポーティに仕立てている。新たなグレード構成をadvanced/S line(但し、45 TFSI quattroはS lineのみ)とした。
advancedは従来のS lineよりもさらにスポーティな位置づけとなり、大型のフロントブレードレートやマトリクスLEDヘッドライトを標準で装備するとともに、新しいS lineには力強いRS 5のデザイン要素が盛り込まれている。またA5/S5全グレードを対象に、アウディとしてはこのクラス初∗となるレーザーライトパッケージをオプション設定した。 ∗但し、Audi RS 5は標準装備。
インテリアには、最新のインフォテインメントシステムMIB3を初採用。10.1インチにサイズアップしたセンタースクリーンはタッチパネル式となり、操作性の向上を図るとともによりシンプルでクリーンなコックピットデザインを実現している。S line/S5には、新装備のブラックグラスルックコンソールパネルとアーティフィシャルレザー(センターコンソール/ドアアームレスト)を採用し、さらに質感を高めている。また歩行者検知機能付アウディプレセンスシティや、渋滞追従支援機能付アダプティブクルーズコントロールを標準装備するなど、ドライバーの安全性、快適性をサポートする先進のアシスタンスシステムをより一層充実させた。
パワートレインも新しくなっている。45 TFSI quattroは2ℓ直列4気筒直噴ターボエンジンに、12Vマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を搭載。より効率を高めたAWDクラッチ付 quattro四輪駆動システムを採用し、トランスミッションは7速Sトロニックを組み合わせている。これにより、エネルギー回生効率を高め、コースティング(惰力走行)時にエンジンを完全停止するなど、燃料消費量を抑制しながら快適なドライビングを実現する。
また、A5シリーズで初めて、クリーンディーゼルエンジン搭載モデルを設定している。Sportbackには、2ℓ直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンと12V MHEVを組み合わせて搭載した前輪駆動モデルA5 Sportback 35 TDIを用意。さらに、高出力化した2ℓ直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンにquattro四輪駆動システムを搭載した40 TDI quattroをA5 SportbackとA5 Coupéに設定した。
Audi A5シリーズの高性能バージョンであるS5 SportbackおよびS5 Coupéのパワートレインは、最高出力260kW(354ps)、最大トルク500Nmを発揮する3ℓV6ターボエンジンに8速ティプトロニックを組み合わせ、quattro四輪駆動システムにより、そのパフォーマンスを余すところなく発揮。ダンピングコントロールSスポーツサスペンションにより、俊敏なハンドリング性能を実現している。Sモデル専用のハニカムメッシュシングルフレームグリルや前後バンパー、エアインレットなどを採用。新デザインの19インチアルミホイールを採用している。インテリアでは、アルカンターラ/レザー(ダイヤモンドステッチ)のSスポーツシート(マッサージ機能付)を標準装備した。
A5/S5シリーズの外装色には、ディストリクトグリーンメタリック、ならびにS5およびS line専用のクワンタムグレーおよびターボブルーを新たに設定している。
■車両本体価格(税込)
・Audi A5 / S5 Sportback:6,160,000〜9,260,000円
・Audi A5 / S5 Coupé:6,430,000〜9,260,000円