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2024年10月30日【新型車】

独アウディ、A6eトロンにエントリーモデルを追加

坂上 賢治

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独・アウディAG(Audi AG)は10月29日(独インゴルシュタット発)、A6 e-tronファミリーを拡大させることを明らかにした。それは後輪駆動のエントリーモデルとquattroモデルを発売を意味している。なお、これらの新しいバリエーションは既にドイツ国内に於いてはオーダー可能となっている。

 

今秋を遡る7月に開催されたワールドプレミアで、新しいA6 e-tronが2つのバリエーションを発表した。後輪駆動のAudi A6 e-tron performanceは、システム出力270kW(ローンチコントロール時は280kW)。スポーティなAudi S6 e-tronは、quattro四輪駆動で出力370kW(ローンチコントロール時は405kW)となる。

 

 

そして新たなバリエーションとして後輪駆動で総電力量83kWhの小型バッテリーを搭載した手頃なA6 e-tron(正味容量75.8 kWh)と、quattro四輪駆動で総電力容量100kWh(正味容量94.9 kWh)の大容量バッテリーを搭載したモデルをリリースした。

 

新しく追加された後輪駆動のA6 e-tronは、システム出力210kW(ローンチコントロール時240kW)で、0から100 km/hを6秒で駆け抜ける。800Vの技術で最大225kWを出力するDC急速充電により、Audi A6 e-tronの充電が短時間で可能にもなる。

 

 

更に最適な充電ステーション(ハイパワー充電、HPC)を使用すると、Sportbackは10分で最大260km、Avantは最大245km相当の充電が可能。充電レベル(SoC)は21分で10%から80%まで増加する。同スペックは、インテリジェントなサーマルマネージメントが実現させている。

 

A6 Sportback e-tronの一充電走行距離は最長627km、A6 Avant e-tronの一充電走行距離は最長598km。A6 Sportback e-tronはA6 e-tronファミリーの中で、最も経済的なバリエーションとなる。

 

 

新しく追加されたquattroモデルは、システム出力315kW(ローンチコントロール時340kW)で、0から100 km/hまで4.5秒の加速性能を持つ。A6 e-tron quattroは、最大270kWの充電容量を持つHPCでは、Sportbackの航続距離は10分で最大290km、Avantは最大280km相当の充電が可能。なお充電レベルは21分で10%から80%まで達する。一充電航続距離はA6 Sportback e-tron quattroで最長716km、A6 Avant e-tron quattroで最長685kmだ。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。