アウディ ジャパンは、2月4日、ミッドサイズSUVのAudi Q5に、最新のクリーンディーゼルを搭載したQ5 40 TDI quattroを国内に追加導入すると共に、同モデルの内外装や安全装備を充実させたQ5 TDI 1st edition black stylingを250台の限定販売することを発表した。
Audi Q5 40 TDI quattroのパワートレインは、2L直列4気筒の電子制御コモンレール式ターボディーゼルエンジンを搭載したQ5の新しいエントリーモデルだ。
TDIはTurbocharged Direct Injectionの略で、加給機と燃料直噴方式を採用した同社のクリーンディーゼルエンジンのシステム。なお、ガソリンエンジンには、直噴方式と過給機を組み合わせたTFSIを採用している。
従来から日本に導入されているガソリンエンジンの2L直列4気筒TFSIは最高出力185kW(252PS)、最大トルク370Nm(37.7kgm)を発揮。
対する、クリーンディーゼルのTDI仕様は最高出力190PS、最大トルク400Nm。ディーゼルという燃料面での経済性に加え、高い運動性能を備えている。
また、一方でJC08モード燃費はガソリンモデルを1.7km/ℓ上回る15.6km/ℓで、モード燃費による単純乗算でも約1100kmに迫る後続距離を実現(タンク容量:70ℓ)。ロングドライブにも最適なモデルだといえる。
1968cc直列4気筒TDI(Turbocharged Direct Injection)の排気系には、酸化触媒コンバーター、尿素SCR(選択触媒還元)コーティングを施したDPF(粒子状物質フィルター)、アンモニア分解触媒コンバーターなどを装備。
加えて高圧コモンレール式インジェクターや低高2系統のEGR(排ガス再循環)など、エンジン本体にも最新技術を投入することで、欧州排ガス規制EURO 6や日本のポスト新長期排ガス規制に適合。
可変ガイドベーン式ターボが、ディーゼルエンジンならではの大きなトルクと、ガソリンエンジンに迫るレスポンスの良さを両立している。
なお、Audi Q5 40 TDI quattroはエコカー減税の対象モデル。2019年2月現在、自動車取得税100%、自動車重量税100%、自動車税75%の減税が得られ、減税額は24万2900円となる(40 TDI quattro sportの場合)。
また、TDI(クリーンディーゼル)モデルの発売を記念し、同社ではされるQ5 TDI 1st edition black stylingも250台限定で発売する。
同仕様は、Audi Q5 40 TDI quattro sportをベースに、マトリクスLEDヘッドライト(ダイナミックインジケーター含む)やアクティブセーフティを強化するアシスタンスパッケージ、外装のブラックスタイリング(モール/ルーフレール/ミラー)、専用20インチホイールなどを追加。
価格を89万円増の746万円に抑えることで、バリューにも優れた限定モデルだ。
これらモデルは、2月19日より全国のアウディ正規ディーラー(126店舗、現時点)を通じて発売する予定だ。
【車両本体価格】
モデル | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | ステアリング |
税込価格 |
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Audi Q5 40 TDI quattro |
2ℓ直列4気筒DOHCコモン レール式ターボディーゼル 190ps/400Nm |
7速 Sトロニック |
quattro | 右 | 636万円 | ||||||
Audi Q5 40 TDI quattro sport |
2ℓ直列4気筒DOHCコモン レール式ターボディーゼル 190ps/400Nm |
7速 Sトロニック |
quattro | 右 | 657万円 | ||||||
Audi Q5 TDI 1st edition black styling |
2ℓ直列4気筒DOHCコモン レール式ターボディーゼル 190ps/400Nm |
7速 Sトロニック |
quattro | 右 | 746万円 |