アウディ ジャパンは11月4日、コンパクトSUVのAudi Q2に、2ℓ TDIエンジンを搭載したグレード「35 TDI sport」を追加発表し、12月より、全国のアウディ正規販売店(124店舗、現時点)を通じて発売すると発表した。価格は、メーカー希望小売価格(消費税込)で489万円。
Audi Q2シリーズは、ポリゴン(多角形)を多用した個性的なエクステリアデザインや、ワンサイズ上のクラスにも匹敵するユーティリティ性能を兼ね備えたプレミアムコンパクトSUV。アウディブランドではもっともコンパクトなSUVモデルとして、2017年6月の日本発売から高い人気を誇る。
Q2シリーズのこれまでのエンジンラインナップは、1ℓ直列3気筒ガソリンターボ(116PS/200Nm)の30TFSI、1.4ℓ直列4気筒ターボ(150PS/250Nm、シリンダーオンデマンド装備)の35TFSI、さらに2ℓ直列4気筒ターボから300PS/400Nmを発生するSQ2の3種類だった。今回、これにディーゼルターボならではの豊かなトルクと高い環境性能が特徴の2ℓ直列4気筒の35TDIを追加したことで、さらに多彩で魅力的なラインナップが完成した。
Q2に搭載される2.0TDIは、ボアxストローク=81.0x95.5mmのロングストローク型で、340Nmの最大トルクを1750~3000rpmの範囲で発生し、最高出力の150PSには3500~4000rpmで到達。
組み合わされるギアボックスは、TDIの特性に合わせてギア比を全体的に低めた7速Sトロニックで、駆動方式はFWD。標準タイヤサイズは215/55R17です。WLTCモードによる燃費は16.0km/ℓを達成している。
追加されるのは「35 TDI sport」の1グレードのみ。MMIナビゲーションシステムやスマートフォンインターフェイス等を含むナビゲーションパッケージ、バーチャルコックピットやオートマチックテールゲートといった快適装備、そして安全性ではアウディプレセンスベーシック、アクティブレーンアシスト、サイドアシストなど、多くの機能をまとめたアシスタンスパッケージを装着し、充実した内容となっている。