KINTOは12月7日、「ニューノーマル時代の『移動』に関する意識調査」の結果を発表した。
緊急事態宣言等が10月より全て解除され、新型コロナウイルスの流行が抑えられている現在、2021年の年末年始の過ごし方をトピックとして調査した。
■「ニューノーマル時代の『移動』に関する意識調査」概要
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2021年11月16日〜11月17日
・有効回答:全国の20~69歳の男女525名
年末年始の予定、「国内旅行」が13.7%、「帰省」が12.8%
Q1.「今年の年末年始で、旅行や帰省を検討していますか。」と質問したところ、「家でゆっくり過ごす」が60.0%、「国内旅行」が13.7%、「帰省」が12.8%という回答となった。現在は国内で流行が抑えられている新型コロナだが、第6波への警戒から、2021年の年末年始も「家でゆっくり過ごす」と考えている人が多い傾向だと言える。
約9割が、「コロナ禍における外出自粛/移動制限が、旅行したい欲求につながっている」と回答
Q2.「コロナ禍での外出自粛/移動制限の影響が、旅行したいという欲求につながっていると思いますか。」と質問したところ、「非常に思う」が38.7%、「やや思う」が50.7%という回答となった。
約半数が、緊急事態宣言解除で「外出意欲が高まった」と回答
Q3.「緊急事態宣言前と比較し外出・お出かけへの意欲はどうなりましたか。」と質問したところ、「非常に高まった」が12.2%、「やや高まった」が37.0%という回答となった。
外出意欲の高まりとともに、約8割が「消費・購入意欲の高まり」も実感
Q4.「外出意欲が高まることで、消費・購入意欲はどうなりましたか。」と質問したところ、「非常に高まった」が14.7%、「やや高まった」が60.9%という回答となった。
消費・購入意欲が高まっているもの、「旅行」が81.0%で最多
Q5.「特に消費・購入意欲が高まっているものを教えてください。」と質問したところ、「旅行」が81.0%、「飲食(外食)」が76.9%、「服飾」が16.4%という回答となった。
コロナ禍で利用したい移動手段、昨年に引き続き「自家用車」が約8割で最多
Q6.「コロナ禍の今、次にあげる移動手段をあなたは利用したいと思いますか。」と質問したところ、「自家用車」が79.0%、「電車」が47.8%、「新幹線」が42.1%という回答となった。2020年と比較しても、移動手段として「自家用車」を選択する人は依然として多い結果となった。また、コロナ禍の落ち着きを反映しているのか、電車は12.5ポイント増、新幹線は21.1ポイント増となった。
コロナ禍で検討したい自動車の利用方法、「レンタカー」が昨対比7.5ポイント増加
Q7.「コロナ禍において、あなたが今後自動車を利用する際、次にあげる利用方法を検討したいと思いますか。」と質問したところ、「自家用車」が77.5%、「レンタカー」が23.2%、「タクシー・配車サービス」が21.1%という回答となった。2020年と比較すると、「レンタカー」に7.5ポイントの増加が見られた。外出・お出かけ意欲の高まりによって、旅行先などでのレンタカー需要が増えていると推察される。
自家用車の保有形式、「サブスクを検討」は昨対比1.7ポイント増
Q8.「あなたが今後、自家用車を保有するとしたら、どのような保有形式を検討したいと思いますか。」と質問したところ、「現金一括購入」が68.1%、「ローン(残価設定型)」が23.1%という回答となり、概ね昨年通りと言える。「サブスクリプションサービス」に関しては、1.7ポイントの増加が見られた。
車のサブスクサービス、「Webサイトからでも申し込めるので便利」の声が昨対比3.0ポイント増で8.4%
Q9.「自動車のサブスクリプションサービスについて、あなたはどのように思われますか。」と質問したところ、「税金、任意保険料、メンテナンス費などの車に関わるあらゆる費用が一括で含まれているのが良い」が24.0%、「月々定額料金なので、出費が計算しやすいから良い」が20.8%という回答となった。2020年と比較すると、「Webサイトからでも申し込めるので便利」の声が3.0ポイント増加した。また、「自分の所有物にならないから嫌だ」の声は8.4ポイント減少しており、「車を借りる」ことに対する抵抗感の緩和がうかがえる結果となった。