カーシェアプラットフォーム「Anyca(エニカ)」は11月29日、直近1年間の新規入会属性の結果と、2021年に実施したユーザアンケート調査の結果を発表した。
2021年に新規にドライバー登録した人の約61%が20代
「Anyca」の2021年1月~10月に新規会員登録したユーザの中で、20代は約61%と全体の半数以上を占めることが判明した。サービス開始の2015年から2018年の20代の新規登録者割合は38%だったが、ここ1年のコロナ禍を契機にクルマやカーシェアに興味をもった20代が増えていると予想される。
クルマを保有したいと考えている20代が84.5%に
「Anyca」で所有の疑似体験をし、クルマ購入のきっかけに
2021年3月に「Anyca」のユーザを対象に実施したアンケートでは、クルマを保有していない20代の84.5%が「クルマを保有したい/保有を検討中」と回答した。クルマを保有していない若年層では、クルマを買いたい(「買いたい」「まあ買いたい」と回答)と考えている割合は約4割にとどまるという調査結果もあるなか、「Anyca」の利用者は購入意欲が高い傾向にあることが分かった。
また、2021年9月に「Anyca」のユーザを対象に実施したアンケートでは、20代の90.6%が「月に1回以上の運転頻度」と回答した。「Anyca」の一回のシェアの平均利用時間は31時間。また、実際に『将来的にこの車を購入したい』といった利用後のレビューも多く見られる。
20代が「Anyca」を利用する理由は「乗りたい車種があるから」
利用車種ランキングに「マツダ/ロードスター」や「トヨタ/86」など、クルマ好きの車種がランクイン
20代のユーザが「Anyca」を利用する理由の第一位は「乗りたい車種があるから(車種が豊富で選べる)」の52.8%、第二位は「安いから/コストパフォーマンスがよいから」の27.1%という結果になった。
一方、30代も「乗りたい車種があるから(車種が豊富で選べる)」という理由が第一位であったが、その割合は40.3%であり、20代の方が乗りたいクルマがあるから「Anyca」を利用していることが分かった。
また、2020年度に「Anyca」で20代が利用した車種のランキングを見ると、30代ではランキング上位に入っていない「マツダ/ロードスター」が6位、「トヨタ/86」が13位にランクインするなど、20代のほうがより憧れのクルマに乗ってみたい傾向があることが分かっている。
■アンケート概要
期間:2021年3月にアンケートを実施
対象:2020年に「Anyca」に新規登録した会員
人数:回答者数324人
期間:2021年9月にアンケートを実施
対象:2020年9月~2021年9月に「Anyca」に新規登録した会員
人数:回答者数950人