ビー・エム・ダブリューは4月21日、新型BMW 7シリーズの初期生産限定モデル「ザ・ファースト・エディション(THE FiRST EDITION)」の先行販売の受付を開始した。
この新たな7シリーズに搭載されるパワーユニットは、新登場したBEV(バッテリー式電気自動車)ユニットを積むiシリーズと、内燃機関と小型モーターを組み合わせたマイルド・ハイブリッドの2ラインとなっており、欧州市場に於いても、まずはi7から販売が開始される。
一方のマイルド・ハイブリッドモデルは直列6気筒エンジン、またはV型8気筒エンジンを搭載。ラインナップ中のエントリーモデルにあたる735iは、2998cc直列6気筒ガソリンターボ・エンジン(272ps/5000〜6500rpm、400Nm/1750〜4500rpm)に、13kW/200Nmの小型モーターの組み合わせ。これに740iや760i(V8の高性能版)が加わる。
今回、日本国内向けに発表されたザ・ファースト・エディションは、2022年第4四半期に納車される(予定)フラグシップサルーンとなる。なかでもBEVモデルのi7 xDrive60は、400kWの最高出力と745Nmを発揮するモーターを搭載し、満充電時の航続可能距離はWLTPモードで590〜625kmとなっている。
なおこのザ・ファースト・エディションモデルは、新型車の初期生産モデルとしての〝740i Excellence〟、〝740i M Sports〟、EVの〝i7 xDrive60 Excellence〟で各々50台の計150台が限定で販売され、量産車初の31.3インチの8Kパノラマ・ディスプレイを含むエンターテイメント装備に加え、アンプ出力1965Wの40スピーカー、32チャンネルのサラウンド・システムなどが搭載される。
ボディ・カラーおよびインテリア・カラーは、ミネラル・ホワイトおよびブラック・サファイアに、ブラックのメリノ・レザー・シートとの組み合わせを中心としながらも、740i Excellenceにはオキサイド・グレーに、新型モデルより採用されるスモーク・ホワイトのメリノ・レザーにライト・グレーのカシミアとのコンビネーション・シートが採用される。
i7 xDrive60 Excellenceには、新型モデルより採用されるコーチ・ラインを施したタンザナイト・ブルーとオキサイド・グレーの2トーン塗装に、タルトゥーフォとナイト・ブルーのバイ・カラー仕様のメリノ・レザー・シートを採用した仕様を、それぞれ5台ずつ設定している。
メーカー希望小売価格(消費税込み)
BMW 740i Excellence THE FIRST EDITION(限定50台):¥17,200,000
BMW 740i M Sport THE FIRST EDITION(限定50台):¥17,200,000
BMW i7 xDrive60 Excellence THE FIRST EDITION(限定50台):¥19,000,000