公益財団法人自動車リサイクル促進センターは3月29日、第4回「クルマのリサイクル」作品コンクールの入賞作品を発表した。
このコンクールは、公益財団法人自動車リサイクル促進センターが、小学生の学校教育での学びを通じて、自動車の産業や環境保全について考えてもらうことを目的として行っている。
全国から10,127点もの「クルマのリサイクル」をテーマとした標語・ポスターの作品が寄せられ、審査の上、優秀な60作品及び団体賞14校を決定した。
– 入賞作品の詳細
https://www.jarc.or.jp/competition_count/contest2020result/
■最優秀賞
– ポスターの部
小林 拓眞 (こばやし たくま)さん
長崎県 長崎大学教育学部附属小学校4年生
<作品への想い>
僕のお父さんが乗っていた車もほとんどリサイクルされると聞き、もしかしたら僕が大人になった時、その車の部品を使った未来の車に出会えるのかもしれないと思った。リサイクルは地球に優しいので地球は笑っている。
– 標語の部
車たち 生まれかわって そばにいる
坂口 快月 (さかぐち かつき)さん
静岡県 川根本町立中央小学校5年生
<作品への想い>
車の大部分がリサイクルされて、ぼくたちのくらしに役立っていることを知ってほしいと思いました。
■小学生新聞賞
– ポスターの部
因泥 幸紀 (いんでい さき)さん
神奈川県 伊勢原市立伊勢原小学校6年生
<作品への想い>
背景は緑の植物、クルマとその部品は明るく輝く虹の色をイメージしました。クルマのリサイクルが豊かな自然に囲まれながら、永遠に続くことをメビウスの輪を使って表現しました。
– 標語の部
リサイクル 過去と未来の 夢のドライブ
井口 琴梛 (いぐち ことな)さん
秋田県 鹿角市立花輪北小学校5年生
<作品への想い>
家族を乗せた車や一生けんめい働いた車が、役目を果たして、リサイクルされることにより、また新しい車として生まれ変わり、また思い出を作るために、走ってほしい。いつかは空を飛ぶ車へ生まれ変わってほしいから。
■審査員特別賞
– ポスターの部
山村 杏 (やまむら あん)さん
長野県 白馬村立白馬北小学校5年生
<作品への想い>
「リサイクルをくり返す」という意味をこめて道路を走る車のように、リサイクルする様子をかきました。今後、このポスターで少しでも地球温暖化防止につながったらいいです。
奥野 楓果 (おくの ふうか)さん
京都府 長岡京市立長岡第六小学校5年生
<作品への想い>
リサイクルしやすい車は環境にやさしいので未来の地球へのプレゼントだと思いました。文字をみんなにわかりやすくするため、ひらがなとカタカナにし、「みらい」の文字や車をリボンをつかって表現しました。
清水 星汰 (しみず せいた)さん
山口県 山口市立宮野小学校2年生
<作品への想い>
人も車もいつかおわりがくる。消えてなくなるけど走ってきた思い出や想いは、形は変わっても必ず次へつながっていく。その未来が明るく輝く道であることを願って描きました。
– 標語の部
また会える まわすハンドル みらいへと
田村 亜弥奈 (たむら あやな)さん
北海道 帯広市立豊成小学校5年生
<作品への想い>
たとえ、その車がのれなくなっても、リサイクルすれば、また別の車やほかの部品に生まれかわります。そのような考えをまわすハンドルにたとえて、表現しました。未来でまた会えるようにものを大切にしたいです。
再利用 車が生み出す 可能性
後藤 奏翔 (ごとう かなと)さん
静岡県 下田市立稲生沢小学校5年生
<作品への想い>
乗り終わった車が新たな資源になってまだ使える部品は再利用されて車になることと、シュレッダーダストも細かく分けられて使われることからです。
おもいでの つまったクルマ よみがえれ
加藤 理奈 (かとう りな)さん
京都府 京田辺市立松井ケ丘小学校5年生
<作品への想い>
もし、ずっと乗っていた車とお別れすることになっても、その車の部品をリサイクルすることで、世界のどこかでだれかがリサイクルされた車に乗ることで、思い出が引き継がれると思いました。