全国6か所のアルパインスタイルで受注開始し、春から発売
カスタマイズカーの企画・開発・販売を行うアルパインニューズ(酒井龍哉代表取締役)がオリジナルデザインのニュー・カスタマイズカーの販売に乗り出す。1月11日東京都内で新型カスタマイズカーの発表会を開き、アメリカンクラシックを彷彿させるデザインを採用した2モデルを公開した。(佃モビリティ総研・松下次男)
公開したカスタマイズカーは「カリカ(Carica)」と「ハバナ(Havana)」。全国6店舗のアルパインスタイルで1月から受注開始し、今春から順次、販売する。年間の生産、販売台数はそれぞれ100台ずつの計200台を計画する。
酒井代表はオリジナルデザインのカスタマイズカーの販売に乗り出す狙いについて、ユーザーから「欲しいと思うクルマがない」という声をしばしば聞く、そこで「乗りたいと本心から思うクルマ、新しい移動価値を提供する」と話す。
販売するニュー・カスタマイズカーは懐かしいクラシカルな米国車の要素を取り込み、「他の人と被らない」究極のカスタマイズを実現。西田敬取締役は両車の発売に当たって「時代を、破れ」をキーワードに掲げた。
「カリカ」はワンボックスカーで、車名は「カリフォルニア・ドリーミング・カー」から由来。自由に生き、青い空と海と共生することを夢見て世界中から若者が集まるカリフォルニアビーチの世界観をイメージする。ベース車両はトヨタ「ハイエース」。
車両は趣味、レジャーなど様々な用途に対応でき、角形横4灯ヘッドライトに象徴される個性際立つデザイン、カラーが特徴だ。「USスタイル」と「ユーロ スタイル」の2つのスタイルがラインアップされている。
カーエレクトロニクスはアルパインスタイルらしい大画面ナビやディスプレイオーディオが選択可能だ。
また、車線変更時にミリ波レーダーで注意喚起を促すBSM(ブラインドスポットミラー)や空気圧をモニタリングできるTPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)をオプション設定し、安全性も充実させている。
「ハバナ」なコンパクトなカスタマイズカーで、キューバ―の首都ハバナを今も走るアメリカンクラシックな古き良きスタイルをリスペクトして新しい感覚でデザインした。
車両はスクエアかつワイドローな存在感あるスタイリングに仕上げ、取り回しの良いコンパクトサイズが特徴。ベース車両はトヨタ「ライズ」。
両モデルを取り扱うアルパインスタイル店舗は、2022年12月9日に期間限定ポップアップストアとしてオープンした「アルパインスタイル・イオンモールいわき小名浜」(福島県いわき市)、福岡R3(福岡市東区)、横浜246(東京都町田市)、大阪171(大阪府茨木市)、名古屋155(愛知県一宮市)、埼玉R4(埼玉県越谷市)の6店舗。東京オートサロン2023にも出展する。