ちなみに今回発表されたのは、初期ロットの発売記念モデルとなる限定車「プルミエール・エディション」で車両価格は790万円。ボディーカラーは「ブルーアルピーヌメタリック」のみの設定となる。
率直に云って価格に見合う革新的な搭載装備がある訳ではなく、むしろシンプルさが際立つ車両だが、60年余りの歴史に裏打ちされたブランド価値を、現代の消費者に受け入れられる価格に収めたということなのだろう。
ただ軽量設計や、比較的判り易い企画コンセプトは、機能拡大・重厚化の一途を辿る現在のクルマ造りに対して、どの程度の販売量が確保できるか如何によって一服の清涼剤になる可能性を秘めている。
日本の初回の販売台数は先の通りで、わずか50台とまさしく稀少な生産数となり、購入予約は7月10日まで。おそらく購入申込みが販売台数を大きく上回るのは必須。
車両入手は7月15日のフランス大使館での抽選を潜り抜けた限られたドライバーだけのものとなるだろう。納車は、順当に進めば9月以降に開始される。なお現段階に於いて日本国内での販売は14拠点設けられたアルピーヌ・ジャポン正規販売店のみとなる。
なおディーラーネットワークについては以下の通りとなっている。( MOTOR CARS )