アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ(Alfa Romeo Stelvio Quadrifoglio)がニュルブルクリンクにて7分51.7秒というラップタイムを記録した。これは量産SUVの世界最速記録の更新となる。(坂上 賢治)
この結果、アルファロメオブランドは、ジュリア・クアドリフォリオ(量産4ドアセダン最速)とステルヴィオ・クアドリフォリオ(量産SUV最速)により、ニュルブルクリンクのラップタイム記録を2つ保持することになった。
今回ステルヴィオ・クアドリフォリオは、1周12.9マイルのノルドシュライフェ(北コース)を記録を塗り直す7分51.7秒で走った。このラップタイムにより同車は、これまでの量産SUV世界最速記録を8秒更新した。
車名の「アルファロメオ・ステルヴィオ」は、曲がりくねった道を征服するという意味を込めて命名されたもの。そのために50:50という前後重量配分や、セグメント最高レベルのねじり剛性を可能にするべく、クラス唯一のカーボンファイバー製ドライブシャフトなどが組み込まれている。
なおパワーユニットは、オールアルミ製、2.9リッター、V型6気筒、24バルブ、インタークーラーおよびツインターボ搭載の直噴エンジンを搭載。最高出力510psと最大トルク443lb-ftを発揮。今回は標準Q4 AWDシステムと組み合わされた。
またトランスミッションは8速オートマチックを搭載。「レース」モードを選択した走りでは、150ミリ秒というシフト時間を可能とした。その他、トルクベクタリングディファレンシャル、クアドリフォリオ専用チューニングを施し、シャシー内部にわたっても徹底的な低重心化を図ったとしている。※ Alfa Romeo Stelvioは2018年に日本での発売を予定している。