Stellantisジャパン(以下、ステランティス)は6月20日、同社が展開するアルファロメオ・ブランド のコンパクトSUV「Tonale(トナーレ)」に、自動車業界として初めて、NFT技術(Non-Fungible Token:ノン-ファンジブル トークン)を活用したデジタル認証機能を、同日、導入したことを発表した。
NFTは、ブロックチェーン技術によって生成されるコピーや改竄が不可能な、唯一性を保持できるデジタルデータ(非代替性トークン)。その生成は、デジタルなもの(例えば絵や音楽など)であれば、如何なるものでも対象となる。
アルファロメオは今回、このNFT技術を活用し、クルマの状態に関する修正不能な証明書を発行する機能を、オーナー向けアプリの「My Alfa Connect(マイアルファコネクト)」に搭載。車両情報の入力することで、タイムスタンプ入りのNFT証明書の発行ができるようにした(アプリのアップデートが必要)。
なお、NFT証明書に記載される内容は、以下の5項目となる(項目は、今後追加予定)。
1.日付
2.ブランド名
3.モデル名
4.車体番号(VINナンバー)
5.走行距離
ステランティスは、NFT証明書の発行を通じて、この機能を搭載する同ブランドのクルマ(現在はTonale)の中古車の価値や信頼性を向上させ、選定する上での安心材料としていきたいとしている。