NEXT MOBILITY

MENU

2020年12月15日【新型車】

アルファロメオ、北米で4C Spider 33 Stradale Tributoを発表

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

アルファロメオは12月15日(米国現地発表12月14日)、アルファロメオの伝説的なミッドシップエンジン・スポーツカー、1967 Alfa Romeo 33 Stradale(1967 アルファロメオ33ストラダーレ)を受け継いだモデルである「4C Spider 33 Stradale Tributo(4Cスパイダー33ストラダーレ・トリビュート)」を発表した。同モデルは限定車で、北米向け生産台数はわずか33台。そして今回が4C Spiderの最終生産モデルとなる。

 

アルファロメオ・グローバル責任者のティム・クニスキス氏は今回の限定モデルについて、4C Spiderはアルファロメオを象徴するモデルとして、とくに北米におけるアルファロメオ・ブランドの人気を再沸させる原動力となってきたと語り、アルファロメオの伝統を受け継ぐ4C Spider 33 Stradale Tributoは、来年生産を開始するTonale(トナーレ)PHEVクロスオーバーをはじめとする、次世代のアルファロメオ・モデルにバトンを引き渡す役割を担っているとしている。

 

4C Spider 33 Stradale Tributoには、3層コートが施された専用カラーのロッソ・ヴィラデステが採用され、グレー/ゴールド5穴アルミホイール(フロント18インチ、リア19インチ)、ブラックDinamica®スエードとタバコ・レザーを組み合わせたスポーツシートが装備。
4C Spider 33 Stradale Tributoのコックピットには、ダッシュボード、サイドシル、センターコンソールに専用プレートが装着された。センターコンソールのプレートには、車両のシリアルナンバーも刻印される。さらに、このモデルには、4Cのデザインコンセプト、テクノロジー、素材、モデナの組み立て施設、33 Stradaleの歴史を記録し、チェントロ・スティーレ(デザインセンター)によってデザインされた記念ブックも付属している。このブックは、Dinamica®スエードによる装丁が施され、シリアルナンバーが印刷されている。

 

 

最先端のF1マシンにヒントを得たカーボンファイバー製モノコックシャシーには、今回初めてクリア・レッド仕上げが採用された。さらに、4C Spider 33 Stradale Tributoには、通常モデルではオプション設定されていた、アクラポヴィッチ製デュアルモード・センターマウント・エキゾースト、レースチューンド・サスペンション、バイキセノン・ヘッドライト、バッテリー充電器、ボディカバー、スエード/レザーシート、カーボンファイバー製ハロ、リアウィング、イタリアンフラッグ・ミラーキャップなども装備。これらのコンポーネントは、4C Spiderに別途装着すると、数千ドルの価値があるものという。加えて「Centro Stile Alfa Romeo」エンブレム、ピアノブラック・フロント・エアインテークとリア・ディフューザーによって、洗練されたエクステリアが完成した。

 

 

 

4C Spider 33 Stradale Tributoは、6速アルファ・ツインクラッチ・トランスミッション、オールアルミ製1,750cc直噴ターボチャージャー・エンジン、デュアル・インタークーラー、可変バルブタイミングといった高度なテクノロジーを採用。エンジンの最高出力は237hp、最大トルクは258 lb-ft。車両重量2,500ポンド(約1134kg)未満の4C Spider 33 Stradale Tributoは、10.4 lb/hp(約4.78kg/hp)というパワー・ウェイト・レシオを実現し、0~60mph(約96km/h)加速は4.1秒、最高速度は160mph(約257km/h)としている。

 

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。