akippaは4月19日、運用する駐車場予約アプリ「akippa」にて、クラウドツール「物管Cloud」との自動連携を開始すると発表した。
「物管Cloud」は、アトンテックが開発する賃貸管理現場業務をサポートするクラウドツール。自動連携により、不動産管理会社が管理している駐車場の契約状況を元にakippaに登録している駐車場の貸し出し開始および停止の自動連携が可能となり、手間なくakippaにて駐車場運用を行える。また、未契約駐車場の有効活用を最大化することが可能になる。
この連携では、三島コーポレーションが管理している駐車場での導入実験を1月末までに完了、本格的な導入の第一弾として富士コミュニティーの管理する駐車場での自動連携が4月19日より開始する。
通常、akippaにて駐車場を貸し出す際は、駐車場オーナー自らが貸し出し開始および停止を手動でおこなっている。akippaと提携している不動産管理会社も同様に、駐車場契約の状況に応じて手動で対応しているのが現状だ。
不動産管理会社では、マンションに付随している駐車場や月極駐車場など数多く管理している。そのため、駐車場の解約や、反対に契約が決まるたびに、akippaの管理画面にて駐車場の掲載・停止作業が必要となり、細心の注意や手間などのコストがかかっていた。また、駐車場契約が決定した駐車場のakippa上での停止漏れなどによるトラブルが発生するリスクもあり、駐車場貸し出しにおいて課題の一つとなっていた。
今回の物管Cloudによる自動連携を実施することで、不動産管理会社がakippaで貸し出している駐車場の開始および停止が自動化できるようになる。自動化することで、不動産管理会社の手間がなくなり、スムーズな駐車場運用が可能となることはもちろん、貸し出しによるトラブルの減少にもつながる。また管理している駐車場のうち、未契約の駐車場を漏れなくakippaに掲載することができ、新たな収益化が見込めるとしている。