アイシングループのアイシン東北は、工場を増築し、2022年度を目途に新たに電動ウォーターポンプを主とした中・小型モーター系商品の生産を開始すると、12月4日発表した。
今回新たに生産を開始する電動ウォーターポンプは、今後、ハイブリッド車や電気自動車においてもバッテリーの温度調節などコンポーネントの性能を最大限に引き出すための熱マネジメントを行い、クルマの燃費に貢献する商品。
アイシングループでは、持続可能な地球環境への貢献をめざし、2030年度にCO2削減に寄与する電動化商品の売上高比率を50%以上にすることを目標に掲げている。この達成のために、クルマの電動化に貢献する電動化商品の新規開発を加速させ、それらの商品の生産体制を強化・拡充することにも注力している。
2019年からはハイブリッドシステムやEVユニットの中国での生産を開始したほか、今後は北米でのハイブリッドシステム生産も予定している。また、電動ポンプや電子制御ブレーキといった電動化商品も世界各地で生産工場を設けている。
今後も国内外における電動化商品の生産体制を整え、電動化商品の競争力を高めることで、モビリティのクリーン化を推進していくとしている。