アイシンは8月3日、新商品が、2021年7月に発売されたTOYOTA新型「アクア」に採用されたと発表した。
今回新たに開発した商品は、より高い効率で冷却を行う「インバーター冷却用電動ウォーターポンプ」、変速機のシフトポジションを自動で変更する「シフト・バイ・ワイヤ」。
また、これら新商品の他にも、電子制御ブレーキシステムや電気式4WD駆動ユニットなど、カーボンニュートラルや交通死亡事故ゼロ等の、めざす社会の実現に貢献する商品が採用されている。
■今回新たに開発した商品
– インバーター冷却用電動ウォーターポンプ
新設計により従来のものからサイズを変えることなく約1.5倍の出力が可能になった。全体のシステム効率は世界最高レベルである約39%(効率=ポンプ仕事量/消費電力)を実現。今回、インペラ(羽根車)部の水圧分散を最適にしてロスを低減する新開発の3Dインペラの採用とモーターの通電制御変更によって、高い効率と搭載性を両立している。
– シフト・バイ・ワイヤ
アイシンとして初めて開発したこの商品は、モーター、減速機、ECU、センサーを一体化した“機電一体”構造になっている。機電一体構造により「位置制御性」「応答性」に優れたシフトポジション切り替え性能を実現。また高減速・高効率の少歯数ヘリカルギヤを採用することで小型化し、優れた搭載性を確保した。