トヨタ自動車は、プロボックス及び、サクシードにハイブリッド車(HV)を追加するとともに一部改良し、プロボックスは全国のトヨタカローラ店、サクシードは全国のトヨタ店ならびにトヨペット店を通じて、12月3日に発売する。
ハイブリッド車の燃費は、新たに導入されたWLTCモードで22.6km/L(*1*2)を実現。JC08モード走行燃費は27.8km/L(*2)を実現し、「平成27年度燃費基準+25%(*3)」を達成するとともに「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(*4)」の認定取得とあわせ、エコカー減税の対象となっている。
走行性能においては、モーター駆動によるスムーズな発進と加速に加え、高い静粛性も実現したと云う。
さらに、オートエアコンやシートヒーター(運転席にオプション)、運転席横のスペースにセンターコンソール小物入れを標準装備。
また全車、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense(*5)」に、昼間の歩行者も検知対象に加えた「プリクラッシュセーフティ」を標準装備。さらに、盗難防止用のイモビライザーを新たに標準装備するなど、安全・防犯機能も確保した。
他にも、USBポートの標準装備や、マルチホルダーのサイズを拡大することでスマートフォンやメモ帳などが楽に置けるようにするなど、働く人が使いやすい運転席まわりを追求したとしている。
*1)WLTC(Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle):世界統一試験サイクルの略称。WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定している。
今回の各走行モードは、市街地モード21.8km/L、郊外モード23.7km/L、高速道路モード22.3km/Lとなる。
*2:国交省審査値。
*3:省エネ法に基づき定められている燃費基準。
*4:国土交通省の低排出ガス車認定制度。
*5:レーザーレーダーと単眼カメラの異なる2つのセンサーを使用。プリクラッシュセーフティ(昼間の歩行者検知機能付)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームの3つの先進安全機能を組み合わせ、衝突回避や衝突時の被害軽減をサポートする。
[ハイブリッドシステムの主要諸元]
* エンジンとモーターにより、システムとして発揮できる出力。トヨタ自動車測定値
[プロボックス メーカー希望小売価格] (単位:円)
[サクシード メーカー希望小売価格] (単位:円)
◎ : 掲載写真
Super CVT-i:Super Continuously Variable Transmission-intelligent(自動無段変速機)
THSⅡ:TOYOTA Hybrid System Ⅱ
*:北海道、沖縄のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない。
■(トヨタ自動車)プロボックス:https://toyota.jp/probox/
■(トヨタ自動車)サクシード:https://toyota.jp/succeed/