IHI運搬機械は12月16日、機械式駐車装置の「タッチレス操作盤」を開発し、2021年1月5日より販売を開始すると発表した。
同社では、次世代モビリティに対応するインフラとして、駐車場を利用するすべての人と車が安全・安心に、加えてストレスなく快適に利用できる製品の開発を進めている。今回、より衛生的な設備を利用したいという社会ニーズの高まりを受け,「タッチレス操作盤」を開発した。
【タッチレス操作盤の特長】
非接触式センサを採用した「タッチレスボタン」に、入出庫を行いたい車のICカードをかざし、その後に手を数回かざすことで、操作ボタンや画面に直接触れずに機械式駐車装置の入出庫操作が可能。
このタッチレス操作盤にはユニバーサルデザインを採用しており、操作ボタンを集約した結果、より簡易な操作が実現した。
IHI運搬機械では、今後販売する機械式駐車装置のオプション仕様として、最上位機種グランシリーズをはじめ全てのシリーズで、このタッチレス操作盤の提供を予定している。
なお、同社子会社のIHI扶桑エンジニアリングにおいても、二・多段式駐車装置用「タッチレス操作盤」を開発しており、2021年4月1日からの販売を予定。これにより,IHIグループで扱う全ての機械式駐車装置に おいて,タッチレスでの入出庫が可能になる。