Certus 製品画像
ZMPは11月4日、Advanced Navigation社製の超高精度デュアルアンテナGNSS慣性航法システムの発売を発表した。
自動車・建機・農機・鉄道・産業用車両や自律移動ロボットの自律走行機能において車両・ロボットの自己の位置、向き、姿勢を把握する自己位置推定が必須技術となる。
この製品は、GNSSと慣性航法を組み合わせ、高精度な自己位置推定が可能なシステム。IMUセンサーとして光ファイバージャイロを搭載した「Spatial FOG Dual」と高性能MEMSセンサーを搭載した「Certusシリーズ」がある。
Spatial FOG DualにはKVH Industries 1750光ファイバージャイロIMUが搭載されており、0.01°のヘディング精度を実現している。Certus EvoとCertusにはMEMS加速度計とジャイロスコープを搭載しており、GNSSと組み合わせることにより0.1°以下のヘディング精度を実現している。
また、GPS、GLONASS、GALILEO、BeiDou、QZSSを含む全ての衛星システムをサポートするデュアル周波数RTK GNSS受信機が含まれており、最大1cm以内の測位精度を実現している。これらのIMUセンサーとGNSSセンサーの情報をAdvanced Navigation社のセンサーフュージョンアルゴリズムを用いることにより、従来のカルマンフィルターより最大10倍の精度を得ることが可能となり、正確な自己の位置、速度、加速度、及び向きを把握することが可能となる。
価格はSpitual FOG Dualが476万円(税別)、Certus Evoが222万円(税別)、Certusが144万円(税別)にて11月4日より販売を開始する。
Spatial FOG Dual 製品画像
■価格
Spatial FOG Dual:476万円 (税別)
Certus Evo:222万円 (税別)
Cetus:144万円 (税別)
※価格は為替の変動により、変更の可能性あり。
■製品仕様概要