ZMPは3月17日、公道走行時のアノテーションデータセットの販売を開始した。
自動車の自動運転/ADASや自律移動ロボット等の研究・開発において、教師データとして画像中の物体や道路領域などを正確にラベリングしたデータを活用することが非常に重要になっている。しかし教師データを用意するために、人によるラベリング等が必要となり、リソースの確保などが課題となるケースがある。
今回発売のアノテーションデータセットはZMPが公道走行により取得したデータに、走行路面、車、歩行者、自転車、バイク、標識、信号など12種類のラベル付けを実施しているため、入手後すぐに画像によるAI・機械学習等の研究・開発に活用することができる。このアノテーションデータセットの活用により、本来顧客がデータの作成に必要な機材準備、走行によるデータ取得、アノテーション処理が不要となるため、研究・開発の加速が期待できるとしている。
左:元の走行画像、右:アノテーション後の画像
■製品仕様
■製品価格
公道走行アノテーションデータセット(5,000枚):500万円(税抜)