ZMPは4月6日、ロボットマネジメントプラットフォーム「ROBO-HI®(ロボハイ®)」のオンプレミス型の受注を開始した。
ロボットマネジメントプラットフォーム ROBO-HIは、施設や街単位でロボットを統合的に管理するプラットフォーム。ロボットやIoT、エレベーターなどの設備、各種業務システムと連携することで、人手を介することのないロボット群管理を実現する。主な活用例として、工場や倉庫などで物流支援ロボットCarriRo®の管理システムとして使用されている。
従来のROBO-HIの提供は、クラウド環境のみであった。今後は、セキュリティの観点からオンプレミス環境が必須である顧客に向けて、施設内に設置できるサーバーも含めたオンプレミス型の提供をおこなう。
オンプレミスは、利用者が自身で管理している敷地内でサーバーなどのIT資産を管理する方式。
オンプレミス環境のメリットとして、セキュリティ面での安全性の高さが挙げられる。例えば、オンプレミス環境はインターネット接続がないためROBO-HIを導入する際も社内の情報を社外に持ち出すリスクがなくなる。これにより今まで連携ができなかったオンプレミスのMES(製造実行システム)などの既存システムとの連携が可能となった。さらにオンプレミス環境は通信の遅延が少なく、より安定した挙動が期待できる。