ZMPは10月14日、CarriRo® Tractor 5T(5トン)タイプを発表した。
無人けん引車CarriRo Tractorは、2020年に工場建屋間の物資や倉庫内のパレットを搬送する2.5トンタイプの販売を開始。今回、さらに搬送効率向上し、最大可搬重量が5トンとなるCarriRo Tractor 5Tを開発した。
今回発表するCarriRo Tractor 5Tは、無人フォークリフトCarriRo Forkと同様にLinde Material Handling社製の機体を使用している。自動運転の仕組みも同じく「レーザー誘導方式」を採用しているため、路面への誘導ガイドの設置が不要、容易にルート設置や変更が可能な特徴を持つ。CarriRo Tractorと無人フォークリフトとの連携でパレット搬送の完全無人化を実現する。
なお製品は2022年に出荷を開始する計画となり、詳細な時期及び価格などの情報は2021年12月に公開される。
■CarriRo Tractor 5T (5トン)の主な仕様
本体寸法:幅1000mm×高さ2300mm×奥行1700mm
タイプ:牽引タイプ
誘導方式:レーザー誘導方式
運転方式:自動/手動切替可能
車両重量:940㎏
可搬重量:5000kg
速度:自動時 最大3.6km/h、手動時 最大8km/h
走行可能傾斜角度:満載 3度、空載 最大13度