ZMPは3月15日、物流支援ロボットCarriRo(キャリロ)とタクテックが提供する仕分け兼検品ソリューションのGAS(ガス)、自動梱包・送り状貼付ソリューションのPaLS(パルス)との連携を発表した。
通常搬送作業には、莫大な作業時間と手間を要する。同社によると、CarriRoとGAS・PaLSを組み合わせて連携することで、出荷作業全体の最適化を実現。また、CarriRoの多彩なインターフェースの対応により、それぞれの庫内の運用に合わせたシステム構築が可能だとしている。
<運用の流れ>
1.それぞれのピッキングエリアから集めた商品を巡回するCarriRoに載せ、GASまで搬送。
2.GASで仕分けられた商品をCarriRoで自動梱包ラインまで搬送。
3.PaLSで梱包された商品をカゴ台車に乗せ、CarriRoが出荷バースまで搬送。
■GASとは
GAS(ガス:ゲート・アソート・システム)は、1時間に600~1200ピースを仕分け兼検品出来るソリューション。一例として1ユニットに50間口あった場合、50間口分を1バッチとしてまとめてピッキング(トータルピッキング)することで、シングルオーダーピッキングと比較して、飛躍的にピッキングの効率を上げて、且つトータルピッキングで必ず発生する仕分け工程を迅速に絶対に間違えずに、検品を兼ねて行うことが出来るソリューション。
■PaLSとは
PaLS(パルス:パッキング&ラベリングシステム)は、1時間に720個程度、ランダムサイズの段ボールを梱包し、中身とズレずに送り状を貼り付けるソリューション。納品書と送り状を一致させるために必要だった段ボールの外側に貼り付ける「管理ラベル」無しでズレない仕組みを構築しているため、全体の機長が5・6m程度で従来機の半分程度とコンパクトなこと、厚さ2㎝からの薄型段ボールに対応したラインアップがあることが特徴。