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2021年5月19日【CASE】

ZMP、4眼ステレオカメラ車両検出パッケージ受注開始

NEXT MOBILITY編集部

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ZMPは5月19日、4眼ステレオカメラRoboVision3を用いた「RoboVision3 車両検出パッケージ」の受注を開始すると発表した。価格は、RoboVision3本体と合わせて290万円(税抜)で、2021年8月出荷予定となっている。

 

車両検出画像サンプル (左:ステレオカメラ出力画像、右:検出結果イメージ)

 

現在 ADAS・自動運転開発、またロボット開発において、LiDARよりも安価に量産が可能なカメラを使用した環境認識が注目されており、特にカメラだけで距離を算出できるステレオカメラが研究開発でも活用されている。

 

今回受注が開始される「RoboVision3 車両検出パッケージ」は、 RoboVision3のソニー製高感度CMOSイメージセンサーIMX390で取得したステレオ画像データを元にディープラーニングにより車両を検出、距離を出力するシステムとなる。

 

主な機能として検出した車両までの相対位置(検出ID、X:距離、Y、Z、物体サイズ)情報を出力。検出可能な距離は3m~80mで、前走車検出で使用した場合約80km/h程度の速度域での活用も可能になっている。

 

同製品は、RoboVision3と車両検出ソフトウェア、専用PCで構成され、Ethernetでの出力が可能。ソフトウェアをインストールし、キャリブレーションした状態で納品されるので、納品後すぐに現在開発をしている自動運転システムへの統合や、データ取得を実施してアルゴリズム検証に使用することが可能だ。

 

なお、同製品の具体的な機能や仕様などは、2021年7月13日から15日まで開催するZMP World 2021にて発表される予定。

 

【自動運転用ステレオカメラ RoboVision3概要】

RoboVision3は、ソニー製の車載向け高感度CMOSイメージセンサー「IMX390」を採用し、最大距離150メートル、水平画角110°と長距離で広い視野を持つ4眼ステレオカメラ。

IMX390はHDRとLED信号のフリッカー抑制の同時処理が可能で、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転技術で重要となる「認識」や「判断」の大幅な技術向上が期待できるという。

 

【価格】

■RoboVision3 本体 150万円(税抜)
(ステレオカメラユニット、フレームグラバユニット、ソフトウェア開発環境(SDK))

【オプション製品】
■RoboVision3 PC 60万円(税抜)
■RoboVision3車両検出パッケージ 140万円(税抜)
(パッケージソフトウェア、専用PC)

 

◾️RoboVision3製品URL:​​​​​​​https://www.zmp.co.jp/products/sensor/robovision/robovision3

 

【ZMP World 2021 開催概要】

テーマ:『ロボットを社会インフラへ』

 

●ZMP World 2021 (セミナーイベント)

開催日時: 2021年7月13日(火)~15日(木)10:00~18:00 

ZMP World 2021 デモウィーク
開催日時: 2021年7月19日(月)~30日(金) 10:00~18:00
会場: 株式会社ZMP 小石川オフィス
〒112-0002 東京都文京区小石川5-41-10 住友不動産小石川ビル 他

参加費:無料

 

◾️イベントページ:https://www.zmp.co.jp/event/zmpworld2021

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。