横浜ゴムの従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」は11月、「兵庫県立福祉のまちづくり研究所」が、筋電義手(きんでんぎしゅ)(※1)を必要とする子供たちを支援するために開設した「小児筋電義手バンク」へ、活動支援金として50万円を寄付する事を決定した。
なお、横浜ゴムはマッチングギフト(※2)として支援金と同額の50万円を寄付する。今回の支援合計金額は100万円となる。
「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり、給与から毎月1口100円を天引き積み立てて、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や、重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。
横浜ゴムは同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。
「兵庫県立福祉のまちづくり研究所」は、全ての人々がいきいきと生活できるユニバーサル社会の実現を目指し、バリアフリーのまちづくりや福祉用具、義手義足の研究開発、人材育成などに取り組んでいる。
その一環として「小児筋電義手バンク」では子供の成長に伴い不要になった筋電義手の回収、筋電義手の購入やメンテナンス費用を賄うための寄付の呼びかけ、訓練のための筋電義手の貸し出し、訓練を担当できる人材の育成に取り組んでいる。
※1:筋肉が収縮するときに生じる微量の筋電位を利用して、本人の意思で指を動かせる電動の義手
※2:従業員などが社会貢献を目的とした寄付や義援金を拠出した際に、企業がその寄付金に一定額、または同額を上乗せして寄付金を拠出する仕組み
兵庫県立 福祉のまちづくり研究所HP:http://www.assistech.hwc.or.jp/