横浜ゴムは11月2日、今年4月28日に公表した、同社およびグループのハマタイト事業のスイスのスペシャリティ・ケミカルカンパニーのSikaグループへの譲渡について、その手続きが予定通り11月1日に完了したと発表した。
ハマタイトは、横浜ゴムが製造・販売する接着剤、シーリング材、コーティング材などの総称。
横浜ゴムは、ハマタイト事業のさらなる成長・発展を幅広く検討した結果、業界をリードするSikaグループの下、これからの成長ビジョンを構築することが最適であると判断し、事業の譲渡を決定。11月1日、その手続きが完了した。
これにより、国内事業は、「シーカ・ハマタイト」および「シーカ・ハマタイト販売」の承継会社に。米国、中国、タイの海外グループ会社の事業は、其々「SIKA AUTOMOTIVE KENTUCKY」、「Sika Hamatite Automotive (Zhejiang) 」、「Sika THAILAND」に引き継がれた。
事業譲渡に伴い、横浜ゴムは、2021年12月期第4四半期に、約50億円を非継続事業の損益として継続事業と区分して計上する見込み。但し、金額については現在精査中であり、今後変動する可能性があると云う。
横浜ゴムでは現在、2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)」を推進。今後もタイヤ、MB事業で掲げた各事業戦略に基づき、次世代の成長に向けた「変革」を追求していくとしている。
■シーカ・ハマタイト:https://www.sika-hamatite.com/