横浜ゴムは、5月14日、2018年度第1四半期連結決算(2018年1月1日から2018年3月31日)の結果を発表し、増収増益により過去最高の売上収益となったことを明かした。
同社によると、売上収益が前期比2.3%増の1,492億円、事業利益が同8.3%増の117億円、営業利益が同27.5%増の141億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同18.0%増の93億円の増収増益となり、過去最高の売上収益を達成している。
タイヤ事業では、新車用は中国を含めたアジアが好調で、前期を上回る売上収益となった。
市販用は、国内では冬季の降雪が多かったこともあり、スタッドレスタイヤの新商品「iceGUARD 6(アイスガード シックス)」を中心とした冬用タイヤが好調。
だが、海外においては、一部地域で前期に値上げ前の一時的な販売増があったことにより、売上収益は前期を下回った。
MB(マルチプル・ビジネス)はホース配管、工業資材が好調で売上収益は前期を上回ったが、ハマタイト・電材および航空部品は前期を下回った。
ATGは、農業機械用、産業車両用タイヤをはじめとするオフハイウェイタイヤが農業機械の需要が回復傾向にあることから新車用が好調で、売上収益は前期を上回る結果となっている。
なお、同社は、2018年度の業績予想について、2月公表値を据え置き、売上収益6,700億円、事業利益630億円、営業利益600億円、親会社の所有者に帰属する当期利益400億円を計画している。
決算ハイライト(百万円)
事業別(百万円)