ヤマハ発動機は9月22日、インド向けスーパースポーツモデル「YZF-R15」をモデルチェンジし、9月に発売すると発表した。
また、スタンダードモデルをベースに、クイックシフターの搭載に加え、「YZF-R1M」を彷彿させる特別カラーを施したデラックス仕様(YZF-R15M)も同時に設定した。
「YZF-R15」は、“移動手段”としてのバイクが主流のインド市場に、“走りを楽しむ”という新しい価値観を提案するモデルとして、2008年から販売している本格スーパースポーツモデル。
同社によると、インドのスポーツバイク市場では、フラッグシップモデル「YZF-R1」が憧れの存在となっている。「YZF-R15」は“YZF-Rシリーズ”直系のボディデザイン、スポーティな走行性、快適な乗り心地、市街地での扱いやすさなどが、質の高いものを求める大学生や若年層を中心に支持されているという。
新たなモデルは《Realize R Spirits》をコンセプトに開発されている。主な特徴は、(1)高い剛性バランスで、優れた路面追従性・走行性をもたらす倒立式フロントサスペンション、(2)当社小型二輪MT車初採用の、滑らかな発進性・走行性を支援するトラクションコントロールシステム、(3)同社単気筒モデル初採用のクイックシフター、(4)広い照射範囲とムラの少なさで高い視認性を実現するバイファンクションLEDヘッドランプ、(5)ハンドルにボタンを設置することで手元での操作を可能にした新型LCDメーター、(6)高速域での優れた空力特性をもたらす新型カウルをはじめ、R-DNAを極めたデザイン、(7)スマートフォンと連携してバイクライフを支援する“Y-Connect”アプリ対応など、「YZF-R1」スピリットを感じさせるクラス最上級の機能を装備したとしている。
「YZF-R15」(ブルー)