ドライブユニット「PW-S2」
ヤマハ発動機は3月29日、欧州向け電動アシスト自転車用ドライブユニットの生産を、フランスの製造子会社Yamaha Motor Manufacturing Europe SAS(YMME)にて開始した。
同社によると、これは中期経営計画で成長領域に掲げた電動アシスト自転車事業の規模拡大に向けた取り組みの一環だという。
生産を開始したのは、軽量でありながらパワフルなアシストが特徴の欧州向けドライブユニット「PW-S2」。通勤などの街乗りから、山道のライディングまで、さまざまな用途に適したユニットだとしている。
2022年から日本で生産を開始し、欧州の自転車メーカーへ供給してきた。「PW-S2」を、日本だけでなく欧州でも生産することで、物流の効率化と共に、大幅なリードタイムの短縮が可能になる。
ヤマハ発動では、「今後も、さらなる市場拡大が予想される電動アシスト自転車主要市場の欧州で、ドライブユニット生産能力を増強し、事業拡大を目指します」と話している。