ヤマハ発動機は、2013年に設立し、中国での表面実装機(サーフェスマウンター)・産業用ロボットの販売を行ってきた、Yamaha Motor IM(Suzhou)深圳分公司の事務所を龍華地区へ移転する。
また、龍華地区への事務所の移転に伴い、昨年7月発足のYamaha Motor Robotics Holdings(YMRH)の事業会社である「新川」、「アピックヤマダ」、「PFA」の現地事務所として集約し、YMRHとのシナジーの加速を図る。
さらに今回、事務所内にショールームを新設し、多岐にわたる製品群を統合的に展示するほか、顧客の要望に応じて商品説明やアドバイスを行い、新規・既存ユーザー双方に向けたセミナーやトレーニングも実施。これらの拠点整備・拡充と併せて、人員を増強する。
ヤマハ発動機は、今回の体制強化について、長期ビジョンの一つである「ART for Human Possibilities, Advancing Robotics」の一環として実施し、ロボティクス分野において、半導体後工程を含めた「1 STOP SMART SOLUTION」コンセプトに沿ったトータルソリューションをいち早く提供できる体制を構築。
スマートフォン・5G関連の大手民生メーカーやその部品メーカーだけでなく、産業系メーカー、自動車メーカー、EMS(※)からの底堅い設備需要がある中国(華南)地域で、顧客のビジネスの高効率化を下支えしていくとしている。
※)EMS(Electronics Manufacturing Service):電子機器の受託生産を専門に行うサービス、企業のこと。
[Yamaha Motor IM(Suzhou)深圳分公司の概要]
– 商号:YAMAHA MOTOR IM (SUZHOU) CO., LTD. SHENZHEN BRANCH
– 所在地:深圳市龙华区观澜街道观光路 1301-70 号银星智界一期一号楼一楼
– 延床面積:1,612㎡
– 従業員数:24名(2020年4月現在)
– 事業概要:中国(華南)における表面実装機・産業用ロボットの販売、アフターサービス