ヤマハ発動機は、産業用ロボットの事業戦略の一環として、台湾の産業機器メーカー「TOYO AUTOMATION」(東佑達自動化科技股份/以下、TOYO)への出資を決定した。
出資は、ヤマハ発動機の単軸アクチュエータビジネス事業競争力強化のため、TOYOから部品の安定的供給を受けることを目的に行われる。
TOYOは単軸アクチュエータなどの製造・販売を主力事業とする産業機器メーカーで、近年の世界的なスマートフォン需要の伸長や、工場の全般的な自動化・省力化ニーズの高まりを背景に成長していると云う。
なおヤマハ発動機は、この出資を契機に、当社はTOYOからの部品調達を開始し、ラインナップの一部としてモータレス単軸アクチュエータの販売を開始する。
TOYOへの出資は、当社の2030年長期ビジョンの一つ「ART for Human Possibilities, Advancing Robotics」と事業成長戦略「工場まるごと最適化」の一環。
ヤマハ発動機は、ロボティクス事業や技術開発の加速を通じて、工場内の自動化の加速や新分野の省人化に貢献し、より付加価値の高い生産ラインの構築や多様化する生産課題に対し、一層の解決力の高いソリューションの提供を目指すとしている。
[TOYOの概要]
– 社名:東佑達自動化科技股份有限公司
– 設立:2000年4月
– 資本金:2.2億台湾ドル(約7.9億円)
– 代表者:董事長 林 宗徳
– 従業員数:約400人
– 本社所在地:台湾台南市永康區永科環路50 號
– 売上高:14.3億台湾ドル(約51.5億円 / 2018年実績)
– 事業内容:電動シリンダ等の産業用ロボットの駆動機器の開発、設計、製造、販売、サービス