八千代工業は11月10日、将来を見据え、新たな領域に経営資源を振り向ける必要があるとし、今年度末を以て陸上競技部の活動を休止すると発表した。
八千代工業陸上競技部は、「従業員間で一体感ある企業風土の醸成」、「会社の認知度向上」を目的として1991年3月に創部。全日本実業団対抗駅伝やマラソン大会等で、一定の成績を収めてきた他、地域の小中学生を対象とした「かけっこ教室」や、幼稚園児を対象とした「出前授業」を開催するなど、子供たちの健やかな成長を賛助、住民との交流を深める役割なども担ってきたと云う。
一方、八千代工業では現在、2018年4月に主力事業のひとつであった完成車事業を譲渡するなど、グローバルな自動車部品サプライヤーとしての生き残りを目指し、国内事業の健全化・改革を推進。経営資源をより有効活用する必要があるとして、今回、陸上競技部の活動を今期末を以て休止することを決断した。
なお、所属選手・スタッフの処遇については、今後、個人の意向を尊重したうえで、移籍等も含め、最大限の支援を行っていくとしている。
■八千代工業陸上競技部:https://www.yachiyo-athlete.jp/
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