AGCの調光ガラス「WONDERLITE Dx」が、6月17日にトヨタ自動車から発売された新型ハリアーのパノラマルーフに、量産車として世界初採用された。
「WONDERLITE Dx」は、2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み込んだ合わせガラスで、自動車用外装ガラスとしては、透過光を世界最速(AGC調べ)で制御。透過モード(クリアな状態)で開放感を、調光モード(不透明な状態)で日差しを和らげることにより、心地よい光が降り注ぐ心地よい車内空間を実現すると云う。
[調光ガラスについて]
<構造>
調光ガラスは、2枚のガラスの間に目に見えないほどの小さな特殊材料が詰まった特殊フィルム(*1)を挟み込んだ合わせガラスで、調光・透過モード共に紫外線を約99%カット(*2)する。
<仕組み>
2枚のガラスの間に挟み込んだフィルム中の特殊材料の分散⇔配向を電圧でコントロールすることで、調光モード⇔透過モードを瞬時に切り替えられる。
■調光モード(スイッチオフの不透明な状態)
■透過モード(スイッチオンのクリアな状態)
*1:九州ナノテック光学株式会社製 特殊フィルム。
*2:ISO9050基準。
[問い合わせ先]
AGC株式会社 広報・IR部長 玉城 和美(担当:宮川)
電話:03-3218-5603
メール:info-pr@agc.com