ZMPは11月11日、無人宅配ロボ「DeliRo®(デリロ®)」の新型モデルとなる横型4ボックスタイプの販売を開始した。
ZMPは2016年から宅配ロボデリロを開発しており、同年に初号機を発表、2018年に現モデルとなる二号機を発表した。そして実用化にむけて様々な場所・用途での実証実験を行っていく中で得た利用者や事業者からのニーズに応えるべく、従来の「縦型宅配ボックス」に加え、「横型宅配ボックス」の提供を開始する。
新型モデルでは、デリロの機体サイズおよび性能には変更なく自動運転機能は従来そのままに、宅配ボックスが横型になることで、より多様な商品配送を実現する。
横型宅配ボックスにより、ピザやお寿司、お弁当などの傾けられない商品をはじめ、日用品、ペットボトルやお米など重い商品まで、様々な商品をより幅広く提供可能。また、昨今は病院やオフィス等の屋内配送への期待も高まってきており、例えば病院での手術器具や薬剤を運搬するトレイをそのまま収納するなど、様々なシーンへ用途を広げることができる。
さらに、横型になったことにより積載床面積が向上し、複数商品を互いに干渉することなく積載することが可能となり、1つの宅配ボックスで配送可能な量を増やすことができる。
また商品の受け取り方法についても、より直観的かつ使いやすいように進化。従来型デリロでは、利用者が扉をプッシュオープンするという動作が必要だったが、今回の新モデルではQRコードをかざすと利用者の指定した品物の収納されているボックスだけが自動オープンするという機能が実装されている。
■無人宅配ロボ「デリロ」の主な仕様
■価格
5年リースで月々12万円~(税別)