ユビキタスAIコーポレーション(以下「ユビキタスAI」)は10月12日、OpenSynergy GmbH.(以下「OpenSynergy 社」)が開発した車載Android機器向けAutomotive-Grade Bluetoothプロトコルスタック「Blue SDK FUSION」を提供開始した。
自動車メーカー向けの車載インフォテインメント機器には、機能性(Functionality)、無線接続制御性(Control)、堅牢性(Robustness)に対して高度な仕様が要求される。これらは、民生機器向けのBluetoothスタックでは満たすことが難しい動作要件、機能となる場合があった。
Blue SDK FUSIONは、Android Open Source Project (AOSP)ベースのプラットフォーム上で容易にAutomotive-Gradeのアプリケーションを実現することを目的に開発されたBluetoothソリューション。同社によると、AOSP標準のBluetoothスタックをBlue SDK FUSIONに置き換えることで、既存のAOSPアプリケーション/サービスとシームレスに統合するとともに、自動車メーカー向け車載インフォテインメント機器に必要とされる柔軟性、堅牢性および機能性を提供する。
また、Blue SDK FUSIONには、OpenSynergy 社が提供するBlue SDKがBluetoothコアスタックとプロファイルとして採用される。Blue SDKは、主要な組込み向け Bluetooth プロトコルスタックとして車載機器などで20年以上利用されており、車載機器で要求される、同時複数プロファイル、同時複数接続、デュアル電話帳のダウンロードなどの複雑なユースケースの処理もスムーズに行うことが可能だとされている。