椿本チエインは4月24日、“誰もが気軽に乗れる多目的電動自転車”をコンセプトとする電動アシスト3輪自転車「多目的e-Cargo(イーカーゴ)」の開発に着手し、そのプロトタイプ(試作車)を5月12・13日に開催される「Bicycle E-Mobility City-Expo 2023 」に出展すると発表した。
今後は、2024年度の市場投入を目指し、展示会等での意見も参考に改良を加え、商品開発を加速していくと云う。
椿本チエイングループは、長期ビジョン2030 に於いて、Linked Automationテクノロジー(高機能化と高度オートメーション化された技術領域)により、「人にやさしい社会の実現」「安心・安全な生活基盤の構築」「地球にやさしい社会の創造」の3つの社会課題の解決に貢献するモノづくり企業を目指していることから、これら課題解決に向け、従来のB to Bの事業領域にこだわることなく、新商品、新事業の開発に注力。今回の「多目的e-Cargo」の開発を、その活動の一環、モビリティ事業の次世代柱商品の1つとして位置付けていると云う。
<多目的e-Cargoの特長>
①オリジナルの安全機構(開発中)を搭載。
②用途に応じたパーソナライゼーション(多彩なオプションパーツを準備中)。
③培ってきたチェーン技術を活用した自転車用高耐久チェーンを開発。
④折りたたみ電動バイク「タタメルバイク」のICOMA 協力による、乗り心地にも配慮したスタイリッシュなデザイン。
椿本チエインは、半世紀以上に亘って、世界の自動車メーカーに自動車エンジン用タイミングチェーンシステムを納入することで培ってきた、①自動車エンジンの安全に貢献する品質と技術力、②安定供給のための量産システム、さらには、③機械部品(チェーンやカムクラッチ他)のコア技術等の強みをフル活用することで、他社にはない「安心・安全」と「パーソナライズ」を実現するとしている。
[展示会の概要]
– 名称:Bicycle E-Mobility City-Expo 2023(自転車・電動モビリティまちづくり博)
– 期間:2023年5月12日、13日
– 会場:新宿住友ビル三角広場(全天候型イベント空間)