トライアンフモーターサイクルズジャパンは10月5日、新型TIGER SPORT 660を発表した。
新型Tiger Sport 660は、2020年に発売されたトライデント660と同様に、性能、仕様、所有コストの面でまったく新しいベンチマークとして設計されているという。
3気筒エンジンがもつパフォーマンスの優位性
このカテゴリー初の3気筒エンジンであり、最もパワフルな660ccエンジンを搭載した新型Tiger Sport 660は、低回転域のトルク、力強い中回転域、そして驚異的なトップエンドパワーを兼ね備えている。
6,250rpmで64Nmの最大トルクと10,250rpmで81PSの最高出力により、クラスで最もパワフルなバイクとなるほか、エンジンはユーロ5に適合しており、低排出ガスと優れた燃費性能を実現している。
ハンドリングにおける新たなベンチマークを打ち立てる設計
ツインシートには、835mmのシート高と、人間工学に基づいて最適化されたリア用のグラブハンドルを標準装備。またスリムなスタンドオーバー幅により、低速時の操作性と停止時の安定感を実現している。
フロントには、41mmのShowa製カートリッジ式倒立フォーク(トラベル量:150mm)を装備する。一方、リアのモノショックはデュアルレートスプリングを採用。油圧リモートタイプのプリロード調整機能が付くモノショックは、同乗者や荷物に合わせて乗り心地を調整する。
さらに、5本スポークの17インチホイールは軽量な鋳造アルミニウム製で、このバイクの俊敏性をさらに高めている。また、Michelin Road 5タイヤは、ドライでもウェットでも優れたロードホールディング性能を発揮。優れた制動力を発揮するNissin製2ピストン・スライディング キャリパーと310mm径のフロントディスクを装備し、スパンアジャスタブルブレーキレバーでコントロールする。
最大限の安全性と制御を可能にするクラス最高峰のテクノロジー
新型Tiger Sport 660には、クラス初のTFTディスプレイ(多機能カラースクリーンインストルメントディスプレイ)を含む、カテゴリーをリードする水準のライダーテクノロジーが搭載されている。
また、クラスをリードする2つのハイスペックなライディングモード「ロード」と「レイン」は、スロットルレスポンスとトラクションコントロールの設定を調整し、ライダーのコントロール性を向上させることで、あらゆるライディングコンディションでの信頼性を高める。
また、標準装備のABSと切り替え可能なトラクションコントロールは、安全性をさらに高める。またトラクションコントロールは必要に応じて完全にオフにすることが可能になっている。
ダイナミックな新型Tiger Sport 660のキャラクターと独特のスタイル
新型660は、ツインヘッドライトを備えたコックピットから、リアエンドとラインが一致するテールライトまで、クリーンで流れるようなラインで造形されたまったく新しいボディワークを採用している。
さらに、ティアドロップ型ミラー、ラジエターカウル、フォークプロテクター、ステンレス製サイレンサーなど、高級感あふれるスタイリングを採用する。
カラーバリエーションは、現代的なLucerne BlueとSapphire Black、スポーティなグラフィックが際立つ鮮やかなKorosi RedとGraphite、そしてミニマルなGraphiteとBlackの3種類から選択可能となっている。
■価格とカラー
Lucerne Blue/Sapphire Black:¥1,125,000-
Graphite/Black:¥1,125,000-
Korosi Red/Graphite:¥1,140,000-