豊田通商は、8月23日、ジェイオーレッド(JOLED)が実施する第三者割当増資の一部を引き受け、同社に100億円の出資を行ったと発表した。
ジェイオーレッドは、有機ELディスプレイの量産開発加速及び早期事業化を目的とし、ソニーとパナソニックの有機ELディスプレイの開発部門を統合し、2015年1月5日に発足。以来、印刷方式による有機ELディスプレイの研究開発・量産技術の確立を進めている。
2016年には、パイロットラインを導入。現在は、医療用モニターやハイエンドモニター向けに有機ELディスプレイを製造、納入していると云う。
また、世界初の印刷方式有機ELディスプレイの量産ラインを構築し、2020年に量産を開始することを目指している。
有機ELディスプレイは、シンプルな構造や、薄型・軽量という特徴を持ち、また背面光源のバックライトが不要、プラスチック基板を用いることで曲げることが可能になる等、車載向けをはじめさまざまな用途への活用が期待されている。
豊田通商は、上記有機ELディスプレイの特徴や強み、また、電子デバイス分野における知見・実績と、さまざまな産業分野に広がるグローバルネットワークを持つ強みを生かして、ジェイオーレッド製の有機ELディスプレイの市場開拓・販売拡大を目指すとしている。
[ジェイオーレッド概要]
会社名:株式会社 JOLED(ジェイオーレッド)
本社所在地:東京都千代田区
設立年:2015年 1月
代表者:代表取締役社長 石橋 義
事業概要:
印刷方式有機 EL ディスプレイならびにその部品、材料、製造装置および関連製品の研究、開発、製造、および、販売