豊田通商は、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、ケニア政府と締結したMOU(※1)に基づき、ケニアで新たにトヨタ車のピックアップトラック「ハイラックス」のノックダウン(車両組み立て)生産を、10月25日から開始する。
豊田通商はこれまで、ケニアで「ランドクルーザー」および「日野トラック」を、委託先であるAssociated Vehicle Assemblers社(AVA)でノックダウン生産し、ケニア国内で販売してきたが、今回、生産ラインを拡充し、新たに「ハイラックス」を生産ラインアップに追加。ハイラックスの生産台数は、年間約1,200台を計画している。
なお、10月18日現地時間午前11時(日本時間午後5時)から、ケニア・モンバサの組立工場において、ケニア政府要人らの出席のもと、ラインオフ式が行われる。
豊田通商は、2019年1月にトヨタ自動車からのアフリカにおける営業業務の全面移管を受けて、アフリカでの取り組みを一層に強化。自動車の現地生産を通じてアフリカの産業化への貢献を目指すとしている。また今後、ケニアでのノックダウン生産を拡大するとともに、他国への展開も検討していく。
※1:「ケニア・ビッグ4アジェンダ実現に向けた協業に関する包括MOU」。ケニア政府と自動車政策への提言を含む、旗艦プロジェクトの実施を推進。