豊田通商は、第7回アフリカ開発会議(TICAD7/2019年8月に横浜で開催)で、ガーナ政府と締結した「自動車産業の発展に向けた協業に関するMOU」に基づき、車両生産会社「TOYOTA TSUSHO MANUFACTURING GHANA(以下、TTMG)」を設立し、ガーナにおいて日本企業で初となる車両組立事業者の認可を取得した。
豊田通商は、トヨタ自動車からアフリカにおける営業業務の全面移管(昨年1月)を受け、同地域における取り組みを一層強化。TTMGは、ケニア、エジプト、ナイジェリア、ルワンダに次ぐ、グループとして5カ国目の車両生産拠点となる。
新工場は、ガーナのテマ市(首都アクラより30km)に約7百万米ドルを投じて建設され、来年半ばからの稼働を予定。トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」を、年間1,300台SKD(※)生産し、約50人の新規雇用者を見込んでいる。
豊田通商は、今後も自動車販売事業のみならず、市場のニーズに合わせて現地生産に取り組み、アフリカの自動車産業発展に貢献するとしている。
※SKD)Semi Knock Downの略。CKDとは異なり、ボルトを締めるだけなどの簡単な加工で車両を組み立てること。
[TTMG概要]
– 会社名:TOYOTA TSUSHO MANUFACTURING GHANA CO. LIMITED
– 所在地:ガーナ共和国 テマ市
– 資本金:3百万米ドル
– 株主:豊田通商100%
– 代表者:社長 山田 明
– 設立:2020年6月
– 事業内容:車両の組立生産
– 事業認可:2020年10月 取得
– 生産車種:トヨタ ハイラックス
– 生産台数:1,300台/年
– 生産開始:2021年央(予定)