豊田通商は3月29日、ケニアで販売するトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」をモデルチェンジし、同車の生産委託先である「Associated Vehicle Assemblers(AVA)」でのラインオフを、3月11日に実施した。
豊田通商は、AVAにおいて、「ランドクルーザー」「日野トラック」に加え、2019年10月25日から「ハイラックス」のノックダウン(車両組み立て)生産を開始し、ケニア国内で販売。以降「ハイラックス」は、同国の安定した経済情勢による堅調な需要を背景に、約1,000台が生産されていると云う。
新型「ハイラックス」は、デザインコンセプト「Tough & Recreational」に基づき、ピックアップトラックとしてのタフさ・力強さ等を表現するシルエットに変更され、また、エンジン改良やリアコンビネーションランプのLED化、新LSD(※)機能追加による安全機能の充実など、各性能の強化が図られた。
豊田通商は、2019年1月にトヨタ自動車からのアフリカにおける営業業務の全面移管を受け、アフリカでの取り組みを一層強化。今後も、積極的なノックダウン生産の拡大を通じて、現地雇用の創出と製造業の発展への貢献を目指すとしている。
※LSD(Limited Slip Differential): 差動制御装置。路面状況に応じて自動的に最適なトルク配分を行なう機能。
[AVA概要]
– 会社名:Associated Vehicle Assemblers Ltd. (略称:AVA)
– 所在地:ケニア、モンバサ
– 設立:1975年
– 事業概要:車両の組立生産
– 生産車種:ランドクルーザー、ハイラックス、日野トラック 他
– 生産台数:約3,000台(2020年1-12月実績)
– 従業員:約350名(2021年2月時点)
■豊田通商・アフリカにおける事業の紹介:https://www.toyota-tsusho.com/business/africa/