豊田通商は11月14日、カンボジア王国で車両組立事業会社の「Toyota Tsusho Manufacturing (Cambodia) (豊田通商マニュファクチャリング(カンボジア)/以下、TTMC」を設立したと発表した。投資額は約3,680万米ドル。
この事業は、ASEAN関連首脳会議(11月8日から13日まで開催)の一環として、カンボジア政府と豊田通商が締結した「自動車産業の発展に向けた協業に関するMOU」に基づく取り組み。12日(現地時間)の締結式では、フン・セン・カンボジア王国首相と岸田文雄内閣総理大臣の列席の下、カンボジア王国オーン・ポンモニラット副首相兼経済財政大臣と豊田通商の今井斗志光副社長が署名を行った。
TTMCでは、プノンペン経済特区内にトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」とSUV「フォーチュナー」の組立工場を建設する計画だと云う。
組立予定車種のトヨタのハイラックス(下)とフォーチュナー(上)。
豊田通商は、同事業を通して、カンボジアの自動車産業と経済、社会の発展に貢献していきたいとしている。
[TTMCの概要]
– 会社名:Toyota Tsusho Manufacturing (Cambodia) Co., Ltd.
(豊田通商マニュファクチャリング(カンボジア))
– 所在地:カンボジア プノンペン経済特区内
– 資本金:21百万米ドル
– 代表者:社長 藤田 亮二
– 株主:豊田通商90%、クンヌングループ10%
– 設立:2022年8月
– 事業認可取得時期:2022年9月
– 事業内容:車両の組立事業
– 生産車種:トヨタ・ハイラックス、トヨタ・フォーチュナー