豊田通商のカンボジア王国に於ける車両組立事業会社「( TTMC )Toyota Tsusho Manufacturing ( Cambodia ) Co., Ltd.( 豊田通商マニュファクチャリング/カンボジア )」は5月2日、プノンペン経済特区内の新工場でトヨタ自動車株のピックアップトラックの「ハイラックス」およびSUVの「フォーチュナー」のSKD( Semi Knock Down / 溶接・塗装済みボディを輸入し、主要構成部品を組み付ける車両組立 )生産を、2024年5月2日から開始した。
当該事業は、2022年11月に、カンボジア政府と豊田通商が締結した「自動車産業の発展に向けた協業に関するMOU」に基づく取り組みとなる。
同日の車両生産開始に合わせて同工場で開催された式典には、フン・マネット・カンボジア王国首相、植野篤志駐カンボジア日本国特命全権大使も臨席して執り行われた。
その席上で豊田通商の貸谷伊知郎 取締役社長は、「このたびの組立生産開始は、カンボジアにおける豊田通商の30年を超える軌跡を踏まえ、新たな足跡を残すものです。
豊田通商は、カーボンニュートラルの実現や人財育成など、カンボジアの皆さまの幸せに貢献することを目指し、今後も同国での事業を進めてまいります。
豊田通商グループは、質の高い自動車修理・メンテナンスを提供することを目的に、1993年にアフターサービス事業会社を設立しカンボジアに進出しました。
その後、約30年の間、自動車輸入販売代理店や自動車販売金融、部品メーカーの進出支援(テクノパーク事業)など、モビリティ産業を軸に事業を展開・拡大し、カンボジアの産業発展に貢献してきました。
カンボジアの自動車市場は、同国の経済成長に伴い、引き続き安定的な拡大が見込まれています。
豊田通商グループは、車両組立生産事業の推進により、同国のモビリティバリューチェーンや雇用創出・人財育成にさらに深く関わり、モビリティ産業の発展を通して同国の経済、社会の発展に貢献してまいります」と述べた。
TTMC 概要
会社名:Toyota Tsusho Manufacturing (Cambodia) Co., Ltd.
(豊田通商マニュファクチャリングカンボジア)
所在地:カンボジア プノンペン経済特区内
資本金:21百万米ドル(約32億円)
代表者:社長/藤田 亮二
株主/豊田通商90%、クンヌングループ10%
設立:2022年8月
事業認可取得時期;2022年9月
工場総面積:約43,000m2
事業内容:車両の組立事業
生産車種:
トヨタ・ハイラックス、トヨタ・フォーチュナー
[組立車種:トヨタ・ハイラックス、トヨタ・フォーチュナー]