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2019年5月22日【エネルギー】

豊田通商、レアメタルリサイクルのメタルドゥへ追加出資

NEXT MOBILITY編集部

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豊田通商の100%出資連結子会社である豊通マテリアルは、2003年に出資を行いレアメタルの販売などで連携してきたメタルドゥの株式を23.8%追加取得し、株式比率を33.4%に引き上げて関連会社化する。これに伴い、豊通マテリアルは、メタルドゥへ取締役2名を派遣する予定。

 

今後両社は、レアメタルリサイクルを強化し、取扱いを増やしていく。

豊田通商・ロゴ

豊通マテリアルは、様々な金属を取り扱う商社として鉄鋼原料・非鉄製品・レアメタルの調達、販売を行っている。

 

また、環境負荷低減や資源の有効利用のための金属リサイクルビジネスを展開しており、工場や廃車から発生する金属スクラップの回収・販売などを行っている。

 

メタルドゥは、電池およびニッケル・タンタル・チタンなどのレアメタルスクラップの回収・加工・販売事業を行う商社で、大阪市・神戸市・東京都内の3か所にヤード・加工拠点を保有しており、レアメタルスクラップ回収数量では国内トップクラスとなっている。

 

また近年はスーパーアロイ(※1)原料向けスクラップ販売に注力するなど、より高付加価値なビジネスを展開している。

 

 

 

 

今後自動車の電動化が見込まれる中、豊通マテリアルは、使用済み自動車(ELV:End of Life Vehicle)回収ネットワーク、ヤード・加工拠点など豊田通商グループ全体のネットワークと、メタルドゥが持つリチウムイオン二次電池スクラップの取り扱いノウハウを活かし、車載用電池リサイクル事業の拡大に向けて取り組みを一層強化するとしている。

 

※1:航空機エンジン・発電用タービンブレード等の材料となる耐熱合金

 

 

[会社概要]

 

<豊通マテリアル>

 

– 社名:豊通マテリアル株式会社

– 事業内容:

鉄鋼・非鉄金属材料の調達・販売、非鉄金属製品・部品の販売、鉄・非鉄金属のリサイクル事業、ゴムメタルの製造・販売、レアアース・レアメタルの調達・販売 等

– 設立:1999年5月
– 所在地:名古屋市中村区名駅四丁目11番27号
– 代表者:代表取締役社長 山川 潔
– 資本金:5億円
– 株主:豊田通商株式会社 100%
– 従業員数:238名

 

 

<メタルドゥ>

 

– 社名:株式会社メタルドゥ

– 事業内容:

非鉄金属地金及びフェロアロイの販売、レアメタル・スーパーアロイ等の金属資源の回収、再生、販売

– 設立:1979年8月
– 所在地:大阪市浪速区湊町2丁目2番45号
– 代表者:代表取締役社長 山頰 敏彦
– 資本金:9,800万円
– 株主:

株式会社メタルドゥホールディングス
メタルドゥ役員持株会
メタルドゥ従業員持株会
豊通マテリアル株式会社
大阪中小企業投資育成株式会社 等

– 従業員数:71名

 

 

■メタルドゥ:https://www.raremetal.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。