一方、CVCのプロジェクト責任者であるアントニオ・ロペス(Antonio López)教授は「CARLAは、現実世界の制約を越えてAIドライバーの教育・診断をサポートすることにより、誰もが自動運転研究に携われるようになることを目指して開発された。
そんなCARLAの開発においては、エンジニア、デザイナー、科学者が一丸となって取り組んでいる。
我々はCARLAが円熟を迎えるまで研究開発を継続する必要があり、トヨタからの資金提供は大変貴重なものである」と声明を発表している。
ちなみにTRIは予てより、自動運転やロボティクス分野に於けるプラットフォームのオープンソース化を推進してきた。
例えば、ロボティクス関連のオープンソース・ソフトウェアや開発ツールを提供する米国の非営利団体Open Source Robotics Foundationに対しては、2016年から2年連続で助成金を提供している。
またロボット力学の分析や制御システムの作成に向け、マサチューセッツ工科大学のコンピュータ科学・人工知能研究所が開発したオープンソース・ツールボックス「Drake」の開発支援にも取り組んでいる。( MOTOR CARS )