トッパン・フォームズは1月4日、RFID技術と光センサー技術を活用し、車両情報の収集と車両の台数管理を自動化することができる「車両通過検知システム」をトヨタ自動車と共同で開発したと発表した。
このシステムは、RFIDリーダーと光センサーを組み合わせており、通過する車両に搭載されたRFIDタグの読み取りと、通過方向の識別を自動で行うことが可能。車両の入出庫口などに導入することで、従来、車両物流の現場において、1台1台手作業で行われていたRFIDタグやバーコードの読み取りによる車両の情報収集と台数集計を自動化することができる。
また、トッパン・フォームズはこのシステムにおいて、RFIDリーダーと光センサーで取得した車両情報を解析処理する独自のアルゴリズムを構築。それにより、車両の形状や色、設置環境の明るさなどに影響されることなく、さまざまな車種が通過する現場でも導入が可能となった。
今後、システムはトヨタ自動車の港拠点へ導入される。また、トヨタ自動車の全国の物流拠点にも順次導入の予定としている。